2位ダイハツキャストアクティバ/SUV度指数:83点
2位はキャストアクティバだ。ハスラーの登場から2年近くを経過して発売されたから、後追い的な印象はあるが、最低地上高を180mmに設定して4WDにはハスラーと同様のグリップサポート制御やダウンヒルアシストコントロール制御が備わる。
キャストアクティバのサスペンションとタイヤは、既存の車種の流用ではなく専用に開発され、走行安定性と乗り心地のバランスも高めた。
ただし荷室や収納設備などの機能は、ハスラーに比べるとSUV感覚が乏しい。平凡な軽自動車の機能にとどまる。そこでSUV度指数は83点にした。
3位スズキスペーシアギア/SUV度指数:83点
3位はスペーシアギアだ。最低地上高は150mmで、ノーマルタイプのスペーシアと同じだ。ハスラーと違って拡大されていない。サスペンションのセッティングにも変更はない。
4WDの付加的な機能もなく、ハスラーのようなグリップコントロールなどは採用されない。つまり走りの機能にSUVの特徴は見られない。
その代わり外観はSUVらしさが濃厚だ。ボディサイドのプロテクター風の装飾など、デザインの演出が巧みで、最低地上高に変化はないが車高が持ち上がったように見える。
内装は水を弾くシート生地が採用され、荷室には汚れ防止の加工を施した。オプションも充実しており、車中泊に適したリラックスクッション、ボディに結び付けて日陰を作るカータープなどが用意される。
走破力を向上させる工夫がないのは残念だが、楽しく遊べるクルマに仕上げた。SUV度指数は80点だ。
4位ダイハツウエイク/SUV度指数:75点
4位はウェイクだ。最低地上高は140mmにとどまり、キャストアクティバのような走破力を高めるグリップサポート制御も備わらない。外観はSUV風ともいえるが、ベーシックなグレードのL・SAIIIなどは大人しい印象だ。
しかし唯一全高が1800mmを超えるボディによって車内は広い。収納設備は多彩で、ディーラーオプションを使えば、高い天井を生かして頭上に棚などを装着できる。
ジョイントクッションにより、車内がベッドのようになって車中泊も楽しめる。走破力に特徴はなく、外観もいまひとつSUVの野性味は乏しいが、車内の使い勝手は素晴らしく良い。SUV度指数は75点とした。
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