トヨタのスポーツモデルの底上げにGRが貢献! ノーマルとの違いは何!?

今後登場予定のGRMN

トヨタはすでにGRスープラにGRMNを設定すると公言しているが、2021年のデビューに期待したい。価格はノーマル+300万円程度で1000万円を切る可能性大

 トヨタはすでにGRスープラにもGRMNを設定することを公表しているため、GRMN第8弾はGRスープラになるのは間違いない。早ければ2021年の登場に期待できる。

 あと気になるのは、2018年秋に公開され、箱根駅伝でも走ったセンチュリーGRMNは2台存在するが市販化はされないもよう。

 GRMNはエンジン、トランスミッションのパワートレーン、スポット増しなどによる本格的なボディ補強、足回り、ブレーキなどすべてにわたって手を入れているメルセデスベンツのAMG、BMWのM、アウディのRSに匹敵する究極のスポーツモデルだ。

 2020年秋には、WECに参戦しているTS050で得られたノウハウをフィードバックしたGRMNスーパースポーツが登場する。価格は1億~1億5000万円といわれている。

2019年1月の東京オートサロンに出展された漆黒のセンチュリーGRMN。箱根駅伝バージョンは純白で両モデルともナンバー付きだったが市販化はないもよう
WECのマシン、TS050の技術がフィードバックされたロードゴーイングモデルで、2020年秋に1億~1億5000万円で販売。一般人には高嶺の花だが楽しみ

本格スポーツを目指したのがGR

 GRMNの下に位置するのがGRでボディとシャシーの強化、トランスミッションなどのパワートレーンも強化されているモデルで、トヨタではGRのことを『操る喜びを日常的に実感できる本格スポーツ』と表現している。

 誰もが欲しいと思った時に買えることが前提だから、GRMNが限定なのに対しカタログモデルとして販売されている。

 現在GRが設定されているのはGRスープラ、86GR、ヴィッツGRの3車種のみ。ちなみにスープラはノーマルモデルそのものがGRという位置づけとなっている。

スープラは初めて車名にGRの名前が盛り込まれたロードカーとなった。カタログモデルがすでにGRのチューニングレベルにあることの証だ

 ボディのしっかり感はGRMN譲りで、最適化されたサスペンションなどのチューニングも本格スポーツ走行を楽しむのにうってつけで、ノーマルの薄っぺらさは皆無だ。

 今後登場を予定している注目のGRモデルを紹介していく。

 2018年の東京モーターショーに参考出品された後市販化される可能性が高いのがクラウンGR。2020年春までには販売される予定で、ベースとなるのは2Lターボモデルだ。

歴代モデルで初めてニュルブルクリンクで開発された現行クラウンにもGRが設定される。2019年10月の東京モーターショーでお披露目後に市販開始が有力

 そしてヴィッツは2019年年末にフルモデルチェンジしてヤリスに車名変更されるが、ヴィッツ時代からGRのチューニングベースとして重要なモデルだけに必ずGRが設定され、早ければデビュー1年後の2020年秋にデビューすると思われる。

 変わり種としてはSUVで初のGRとなるC-HR GRにも注目したい。走りの素性のよさは、トヨタがニュル24時間に抜擢したことでも明らか。現時点では確定情報は得ていないが、東京モーターショーに参考出品される可能性は充分にある。

 C-HR GRには標準車に設定のない6MTが搭載されるという噂もあるため楽しみ。

人気SUVのC-HRにはSUV初のGRが設定されるという情報がある。ベースとなるのは1.2Lターボで、6MTが設定される可能性が高い。マイチェンと同時デビューか!?

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