■昭和のクルマ死語中級編
これわかる人は、相当のクルマ好きです。当時は走り屋だった人はわかるでしょう。
・ちゅーぶる:これも中古車や中古品のこと。わざと使うことはあるが一般的には使うことはない。
・クラゲ:へたくそのこと。昔のいか天(いかす走り屋天国)で使われていた言葉でクラゲ→イカ→タコ→銀タコとうまい順に呼び方が変わっていった。
・タコ踊り:リアを左右に振っておつりがひどい状態。タコるともいった。
・猫:当然動物の猫ではない。道路のセンターラインに設置されているキャッツアイのこと。キャッツアイを踏むことを猫を踏むともいった。
・ノンスリ:「ノンスリップデフ」の略で、LSDのこと。気がつくといつのまにか正式名称のLSDが使われた。
・ソレタコデュアル:ソレックス、タコ足(等長エキマニ)、デュアルマフラーの3つをあわせた造語。当時の定番チューニング法。
・竹槍:竹槍は上向きに長く伸び、竹槍のように切り口が斜めになっているマフラーのことで、いわゆる「族車」カスタム。見た目のインパクトと爆音を求めた結果だが当然ながら保安基準に適合するワケもなく、公道を走行すれば違反となる。
・出っ歯:族車のカスタムの一つで、フロントバンパー下に装備される前方に大きく突き出したチンスポイラーというエアロパーツの俗称。
1970年代後半から1980年代の初頭にかけて規定されていたシルエットフォーミュラ、スーパーシルエットなどと呼ばれるレーシングカーのデザインの影響を受けているとも言われている。竹槍マフラー同様に公道での走行は違法となる。
■昭和のクルマ死語上級編
さて、クルマ死後上級編です。今ではほとんどというか、まったく聞いたことがありません。
・マル専手形:当時の信販会社が発行していた借入手形のこと。要するにローンを組むときに渡される借用書。この後、月賦というクルマのローンが普及した
・カチアゲ:シャコタンのクルマで後ろだけやたらと車高を上げてある改造をしたクルマのこと。
・チューリップ:氷上ラリーなどで使われるスパイクタイヤの種類。タイヤの表面にチューリップのようなカギ爪が付いていた。
・8トラ(8トラック):カセットテープの前身となる音声を再生する装置。弁当箱くらいの大きさがあって、クルマ用デッキもあった。
・1ヒメ2トラ、3ダンプ:ヒメとはオバさんを含む女性ドライバー、 トラとは洒飲んで暴れるドライバー、最後はダンプのドライバー。危ない運転をするドライバーの順位で危ないから近づくなという意味で使われていた。
・卍(マンジ):直線で後輪を左右に振りながら走ること。ドリフトの一種、直ドリともいわれる。
・神岡ターン:高速でコーナーに進入し、クルマをスライドさせ、スピン寸前でギアをバックギアに入れて挙動を安定させ、速度を維持したままコーナーを抜けるというテクニック。ラリードライバー神岡政夫が開発。
※ ※ ※ ※
いかがだったでしょうか? 世代、ジャンルによっても違うと思います。おじさんはさぞや懐かしかったことかと思います。ほかにありましたらぜひコメント欄にお願いします。そして若いみなさん、ぜひ昔のクルマ用語を引き継いでいって欲しいと思います。
【画像ギャラリー】死語になってしまったおじさんたちが懐かしいクルマ用語を写真でチェック!(5枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方