アウディの功績 ル・マン撤退はトヨタF1と並ぶ“最も惜しい撤退劇”

去りゆくアウディの指揮官が最後に残したメッセージ

 いま自動車業界は、電気自動車や自動運転技術など自動車そのもの以外の技術に目が向き、将来の自動車のあるべき姿を模索している。

 最後のレースで1-2を飾り、表彰台に向かうアウディのウォルフガング・ウルリッヒ代表を、LMPクラス、GTクラスの全チームがピットロード前に並び拍手で見送る姿は、ディーゼルで一時代を築いたアウディへの業界全体の敬意と感謝、そして惜別にほかならない。

アウディスポーツ代表のヴォルフガング・ウルリッヒ氏(左)は、長年WECル・マン活動を牽引してきた“名物指揮官”<br><br>
アウディスポーツ代表のヴォルフガング・ウルリッヒ氏(左)は、長年WECル・マン活動を牽引してきた“名物指揮官”

 WECの表彰式で登壇したウルリッヒ博士は、万感の思いを込めて仲間に別れを告げた。

 「我々はいまこのチャンピオンシップを去る。本当に寂しく残念でならない。でもこのチャンピオンシップはとても強い。我々がいなくても充分にやっていける。何年か先、ここにいたことを我々はとても誇らしく思い出すだろう」。

■ル・マン24時間レース 通算優勝回数

  • 順位/メーカー/優勝回数
  • 1位/ポルシェ/18勝
  • 2位/アウディ/13勝
  • 3位/フェラーリ/9勝
  • 4位/ジャガー/7勝
  • 5位/ベントレー/6勝
  • 13位/マツダほか/1勝

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