「整備だけじゃないよ」日産メカニックチャレンジ
56号車には日産メカニックチャレンジとして日産ディーラーの整備士と、日産自動車大学校の学生が参加している。こう書くと「マシンを整備している」と思われがちだが、実はそれだけじゃない。
本来はスーパーGTという常に時間も精神的にピリピリしているギリギリのステージで、参加者がいつも通りのパフォーマンスを発揮できるかというのが大きなテーマ。「そもそも論」になるが、GT3マシンのメンテナンスはディーラーや学校生活には直結しない。ここを勘違いしている人も多いが、実はまったくの論点が違う。
いくらGT-R GT3が市販車ベースといってもエンジンは型式こそVR38DETTでもドライサンプだし、ホイールもセンターロック、ボディ外板はカーボンと市販車との差異は多い。しかしタイヤカスの掃除ひとつがマシントラブルを防ぐこともあれば、たった1kg軽くてもマシンは失格になってしまう。しかしギリギリを狙わなければ勝てない。その瞬間にこそメカニックの究極が詰まっている。
このサーキットでの緊張感や、1/1000秒の世界を体感することはその後のキャリアに生きてくるし、それこそが日産メカニックチャレンジの趣旨だ。今回のレースでもわかるように長年のキャリアを持つ選手でも、ほんの少しのことが狂い始めれば結果は天国から地獄へと変わる。
そんな場に居合わせること、そしてそこでなにかを感じ取ること。これこそがメカニックチャレンジが最も推したい体験なのではと思っている。
ぜひスーパーGTを見る際には、56号車「リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R」をサポートする日産自動車大学校の学生、そして日産ディーラーのメカニックの皆さんにもエールを送ろう! 日産が元気がない今こそ、このプロジェクトで「オール日産」の輝きを見せてほしい。



コメント
コメントの使い方GT−Rで上位を目指せるのは、このクルマだけだから、頑張って欲しい。