2005年のBARホンダの失格騒動を覚えているだろうか。BARホンダの秘密の燃料タンクは、給油前では他のマシンよりも10kg以上も重量を軽くすることができた。しかし、この秘密の燃料タンクは重量規定違反となり失格となった。対照的に、2009年のBGP001(ブラウングランプリ001)に搭載されていたダブルディフューザーは違反と判断されてもおかしくはなかったが、FIAは違反とは判断しなかった。この差はいったい何なのか? 元F1メカニックの津川哲夫に解説していただいた。
文/津川哲夫
写真/津川哲夫、Mark McArdle from Canada – Button Canada 2005
コメント
コメントの使い方