■タイムを上げると燃費が低下……
今回、作戦の上で重視したのは、迅速なドライバー交代とピットアウトの周でタイムを詰めること。本気で攻めの走りができるのは、予選を別とすればピットからのアウトラップのみ。ここは全精力を傾けて抜きに抜く。結果、ドライバー交代を含むこのアウトラップのタイムは3分34秒台をマーク。たぶん、20台近く抜いたのではないかと思う。
ただし、この作戦はいいことばかりではなく、この周まで14km/L台だった燃費は13.2km/Lまでダウン。これが総合成績にボディブローのように利いてくる。
途中、あと0.06秒であわやペナルティという際どいラップもあったものの、なんとかノーペナでアンカーの池之平巨匠にバトンタッチ。さすがレース経験豊富なベテランだけに、池之平巨匠が最終スティントを無難にまとめ、総合24位で無事レースをフィニッシュすることができた。
今回は、目標どおりノーペナ・ノートラブルでレースを終え、最終リザルトもCARトップチームに続くクラス2位を獲得したのだが、レースで43秒、燃費で0.5km/L、CARトップチームに差をつけられているのは反省材料。
次回(2019年2月開催予定)もしチャンスがあれば、もっともっとレースマネジメントを煮詰めて上位を狙いたいと思った次第であります。
■今回も大活躍の「デジスパイス」
今回も強い味方となってくれたのは、データロガー「デジスパイス」。手のひらサイズのロガー本体をボディのルーフなどに貼り付けて(もちろん充電式なので配線などは一切不要)、スマホやタブレットに無料アプリをダウンロードすれば、ラップタイマーに使用可能。
それだけでなく最高速や走行距離などデータ解析、プロドライバーとの比較などもできる優れもの。
国内の主なサーキットに対応しており、「タイムを縮めたい!」と本気で考えている人にはぜひ薦めたい逸品です。
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