12年ぶり! WRC(世界ラリー選手権)が日本にやってくる! SS観戦チケットは即完売も追加販売決定。その魅力とは?

■見どころ2:サービスパーク

 大会の拠点となるところを「サービスパーク」と呼ぶ。1日の最初と最後は、各車サービスパークからスタート/ゴールする。今回のラリージャパンでは、愛知県豊田市の豊田スタジアムがサービスパークとなる。サービスパークでは、戻ってきたクルマを各チームのメカニック達がメンテナンスし、翌日や次のSS、天候などを考慮したセッティング変更やタイヤ交換などが行われる。整備にかけられる時間は定められているため、クルーたちのキビキビとした動きや、ドライバーとエンジニアとのコミュニケーションの様子が見られる。SSでは各車は一瞬で眼の前を通り抜けてしまうのに対し、サービスパークではまじまじと見ることができるので、特にクルマのメカニズムやラリーの戦略に興味のある方にはオススメである。

 また、大会の最初には「セレモニアルスタート」(11/10(木)17時~)、最後には「セレモニアルフィニッシュ」(11/13(日)17時~)というイベントが行われる。

 チケットは上記の公式サイトから購入可能。1日ごとにチケットが必要なので、連日観戦予定の方は注意されたい。

■見どころ3:リエゾン

 SSから次のSSの道中(またはサービスパークへの行き帰り)を「リエゾン」と呼ぶ。リエゾンでは交通規制は行われず、一般車に混じって道交法を遵守して走行する。リエゾンでは観戦エリアは設けられないので、沿道で安全な範囲で自由に観戦できる。SSの派手さはないが、リラックスしたドライバーの表情が見られたり、手を振ってくれたりする(時にはSSが上手く走れずイライラしている場合も……)。時には、SSでパンクしたタイヤの交換を、リエゾンの路側でドライバーとコ・ドライバー自身で行うこともある。

リエゾンではこのような四季を感じられる場所で観戦することもできる
リエゾンではこのような四季を感じられる場所で観戦することもできる

 走行ルートを事前に下調べする必要があるため、ツウな観戦方法だが、混雑を避けられるし、眺望の良い場所や四季を感じられる場所などもあり、あえてSSではなくリエゾンでのんびり観戦するファンもいる。ただし、一般車の通行を妨害するような方法や、迷惑駐車などを行わないよう、注意されたい。

 以上、主な見どころを紹介してきたが、コロナ禍の折でもあり、各位十分な感染対策を行った上での観戦をお願いしたい。

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