トヨタが6度目のWECチャンピオン決定!! ルマンの「BOP問題」佐藤恒治社長に聞いてみた

トヨタが6度目のWECチャンピオン決定!! ルマンの「BOP問題」佐藤恒治社長に聞いてみた

 9月10日(日)静岡県の富士スピードウェイでFIA世界耐久選手権(WEC)第6戦富士6時間の決勝レースが行われ、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)のGR010 HYBRID 7号車がポール・トゥ・ウィンを決めた!! これにより最終戦を待たずしてチャンピオンを獲得! 心境を佐藤恒治社長に聞いてみた。

文/段純恵、写真/TOYOTA GAZOO RACING

■タイトル決定!! 佐藤恒治社長の心境は?

GR010 HYBRID 7号車は今季4勝目を挙げWECのマニュファクチャラーズチャンピオンを最終戦待たずに確定!!
GR010 HYBRID 7号車は今季4勝目を挙げWECのマニュファクチャラーズチャンピオンを最終戦待たずに確定!!

Q.タイトル決定おめでとうございます。

A.ありがとうございます。厳しい展開だったのですが、最後に勝ちきる強さがチームについたと思います。小林可夢偉のリーダーシップとチームワーク、それからスタンドのファンの皆さんの応援がやはり力になった。

 今年は富士戦で過去最高の来場者数(54000人)と聞きましたが、ピットから皆さんの姿が見えると本当に勇気が湧いてきた。レース中、何度かヘコタレそうになりましたが(笑)、皆さんからエネルギーが感じられて、頑張らなきゃ!と。本当に感謝の気持ちしかないです。

Q.他車の強引な走りが原因でトヨタ勢はレース序盤に順位を落として厳しい戦いに。でもそれでレースが盛りあがったのも事実です。

A.はははは(笑)。とてもエキサイティングな展開でしたね。早めのタイヤの判断がうまく作用したのと、とにかくレースペースが良かった。慌てないで少しずつ前との差を詰めていこうとオペレーションしていました。ジリジリ追い上げる感じで疲れましたが(笑)。

Q.LMHクラスのライバルたちも速かった。

A.タイム的にみるとフェラーリやポルシェとはもうほとんど差がありません。その中で勝ちきるには本当に少しずつを積み重ねていくしかない。それで最後に誰が勝つかが決まる。そこが今季WECの面白さだと思います。

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