スバルのWRXはやはりラリーが「本丸」だ。現行WRXをベースとするラリーカーが北米ARA最終戦「レイクスペリオルパフォーマンスラリー」(LSPR)で総合優勝を飾った!
文/ベストカーWeb編集部、写真/スバルモータースポーツUSA
■ARA最終戦もみごとに総合優勝を果たす!
スバルモータースポーツUSAドライバーで現行型WRXベースのラリーマシンをドライブするブランドン・セメヌクとコドライバーのキートン・ウィリアムズは、2023年のARA(アメリカラリー協会選手権)の最終ステージとなる米国ミシガン州で開催された「レイクスペリオルパフォーマンスラリー」(LSPR)で総合優勝を果たした。
今回の勝利は、セメヌクとウィリアムズがARAチャンピオンとして臨んだシーズンを締めくくったラリーになった。チームメイトであり、6度のシーズンチャンピオンを獲得しているレジェンドドライバーであるトラビス・パストラーナが、まったく新しいWRXラリーカーの2台目でラリーの現場に再び戻ってきたこともトピックスのひとつ。
LSPRは、混合地形と挑戦的なステージを特徴とするテクニカルラリーであり、その一部は1970年代の世界ラリー選手権のステージとして使用されてきた。ここミシガン州のアッパー半島では、予測不可能な天候が常に追加の懸念事項となるのは定石。
今回のラリーでも一週間を通して雨が降ったが、スバルモータースポーツUSAチームと新しいWRXのラリーカーが問題なく初日を終え、首位に立った。だが、一晩中雨が降ったことで、土曜日のステージはドライバーとチームにとってはるかにトリッキーなコースに。
泥はその日の懸念事項だったが、ステージ13の後にいくつかの微調整を行うことで、ブランドンとキートンはLSPR後半のステージでWRXを勝利に導いた。これでチームとドライバーは2年連続チャンピオンシップを獲得することに。
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