■ポイント3:ポイントシステム変更でよりスリリングに!
車両のレギュレーションに大きな変更はないが、ポイントシステムに大きな変更が加えられた。
土曜日終了時点で首位から10位までのドライバー、コ・ドライバー、マニュファクチャラーズにそれぞれ18-15-13-10-8-6-4-3-2-1点が与えられるが、日曜日も走り切るという条件が付く。
もし日曜日にトラブルやアクシデントがあると、土曜日のポイントは次順位のものが繰り上がる。
また日曜日1日の成績のトップ7に7-6-5-4-3-2-1ポイントが与えられることになり、最終SSのパワーステージは昨シーズンまでと変わらずトップ5に5-4-3-2-1ポイントが与えられる。
この変更でフルマークは昨シーズン同様30ポイントだが、土曜日までにデイリタイアしたとしても最終日の再出走で12ポイント稼げることになり、よりスリリングな展開となる。
また、パワーステージ狙いで日曜日の他のステージでタイヤを温存することがなくなり、最終日の順位も大きく変動するかもしれない。
このポイントシステムの変更が有利になるのはトヨタかヒョンデか、わからないが、最終日のチームマネージメントがより重要になり、日曜日に速さを見せるドライバーがランキング上位を狙えるようになるかもしれない。
トヨタとヒョンデの熾烈な争いが予想されるWRC2024シーズン、勝田貴元選手はモンテカルロでのテストドライブを終えて、「クルマは好調で新シーズンの開幕にワクワクしている」とコメントしている。
勝田選手の初優勝が見られるか? 大きな期待をもって見ていきたい。
最後にモンテカルロからGRヤリス ラリー2が実践投入され4台が走る。シュコダが強いこのクラスだが、どんな成績を残すかにも注目だ。
【画像ギャラリー】マシンのカラーリングは!? WRC2024シーズンの注目ポイントを写真でチェック(16枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方