■環境保全を意識し地域との交流を進める
トヨタ・テクニカルセンター・下山のもう一つ大きな特徴は環境保全に留意している点。敷地面積の約6割の森林を残したうえで、新たに緑地を造成している。また東エリアには環境学習センターがあり、里山体験イベントなどを行い、地域住民の方たちとの交流の場にしていくという。
ラリーチャレンジ豊田で一部のコースでSSとして使用したこともあるが、ラリージャパンのSSとして世界に知らしめることができれば、地域の皆さん、特に子どもたちの夢が広がるのではないだろうか? またカブトムシやクワガタがたくさん生息するというから林間学校をやっても面白いかもしれない。
地域に応援されるような施設にならなければ、もっといいクルマづくりはひとりよがりなものになってしまう。モリゾウさんも「ここをどう使うか? 地域の皆さんと考えていくことが大事」と語っている。
トヨタ・テクニカルセンター下山が開発拠点やテストコースという枠を超え、みんなでクルマの未来を語れる施設になっていくことを期待したい。
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