初代モリゾウチャレンジカップ王者は山田啓介選手!! モリゾウさんからも祝福のメッセージ!

■モントレーを制したのは“吹っ切れた”大竹直生選手

モリゾウチャレンジカップはもちろん、より改造範囲の大きなJN2クラス全体でも大竹選手はトップタイムと素晴らしい走りを見せた。右はコ・ドラの竹藪英樹選手
モリゾウチャレンジカップはもちろん、より改造範囲の大きなJN2クラス全体でも大竹選手はトップタイムと素晴らしい走りを見せた。右はコ・ドラの竹藪英樹選手

 イニシャルDの聖地として知られる碓氷峠の旧道がSSになるなど、大きな注目を集めた全日本ラリー選手権の第5戦モントレー2024。これまで大きな期待をされながら勝てなかった、大竹直生選手は“つきものが落ちた”ような快走を見せ、初勝利を飾った。

 日曜日午前中のSS8を終わって山田選手が0.8秒のリード。これまでの大竹選手なら、気合が空回りとなっていたかもしれないが、豊岡悟志監督から「午後はクルマを壊してもいいから、思い切り走って逆転してこい!」とはっぱをかけられたことで迷いがなくなったようだ。大竹選手は「(運転に)集中することができました。久しぶりにラリーを楽しめたという感覚になれました」と流れをつかんだことを振り返る。

 大竹選手はSS9とSS10を攻め続けた結果、モリゾウチャレンジカップのみならず、より改造範囲の大きなJN2クラス全体でもトップ(総合9位)となり、関係者を驚かせた。

 3位は中溝悠太選手が我慢の走りを見せ、初の表彰台を獲得した。ランキングこそ7位と低いが努力が報われた形で「もっと練習して速くなりたいです」と笑顔を見せていた。もちろん笑顔だけではなく、貝原聖也選手、稲葉摩人選手、KANTA選手、星涼樹選手はリタイアとなり涙をのんだ。

 コースが難しく距離も長いモントレー2024は、選手たちからも「楽しかった」という声が数多く聞かれた。ファンイベントも多く、いろいろな意味でラリーの魅力が詰まっていたように思う。群馬県安中市の協力とラリー関係者の努力に拍手を送りたい。

■第5戦を終えてのポイントランキング

・1位:山田啓介選手/112ポイント
・2位:大竹直生選手/76ポイント
・3位:貝原聖也選手/53ポイント
・4位:最上佳樹選手/43ポイント
・5位:KANTA選手/33ポイント
・6位:中溝悠太選手/28ポイント
・7位:星涼樹選手/21ポイント
・8位:稲葉摩人選手/16ポイント

【画像ギャラリー】旧碓氷峠をラリーカーが爆走!! モリゾウさんも激励に訪れたモリゾウチャレンジカップの様子をギャラリーでチェック(7枚)画像ギャラリー

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