スバル車の極み「S208」に申込殺到!早くも限定台数の4倍超!! 

スバルの究極のコンプリートカー、S208に申込が殺到している。
スバルといえば先頃発覚した「無資格者完成検査問題」でリコールを発表し、(もともと信頼感や安心感がブランド価値の根幹にあったこともあり)大きな逆風が吹いている状況。しかし根強いファンにとっては「それはそれ、これはこれ、いいクルマはいいクルマ」ということなのだろうか。以下、申込状況とファンの声、そしてS208の紹介をお届けします。
文:ベストカーWeb編集部 写真:平野学、SUBARU
ベストカー2017年11月26日号


■限定450台に、すでに申込は1900件!?

東京モーターショーに出品され、限定450台と発表されたSTIの「S208」。スバルWRXベースのコンプリートチューニングカーであるこのモデルは、発売前から「即完売必至」と言われていたが(2015年に発売された「S207」は1日で完売)、今回は「一定期間申込を集めて、限定台数を超えたら抽選」という販売方式をとった。

申込期間は10月26日〜11月12日。本記事執筆のためスバルに申込状況を問い合わせたところ(11月9日夕刻時点)、締め切り2日前時点で申し込みは約1900件(一部重複あり)とのこと。

めちゃくちゃ売れてます。

この時点ですでに4.2倍以上の倍率を勝ち抜く必要があり、恐らく今週末の申し込み締め切り時には受付総数は2000台を超える見込み。標準車でも626万4000円するS208がこの売れっぷりである。

中古車市場では高値安定間違いなしなので、興味がある方は申込期間残りあと2日、急いでスバルディーラーに向かっていただきたい。

さておきスバルといえばつい先頃、無資格者完成検査問題で約40万台のリコールと、停止していた販売店の登録作業を11月10日より再開することを発表した。こうした状況で「商品への信頼」に揺らぎはないのだろうか。

「スバリスト」であることを公言し、「スバルは我が人生」と語るマリオ高野氏に上記の売れっぷりについて聞いてみると、

「そもそもSTIの限定車はすべて持ち込み登録なので今回の完成検査問題には関係ありません。また、もし仮に関係があったとしても、この値段のスバル車を購入する人たちは、もちろん完成検査問題のこともよく調べているし、よく調べた結果(検査制度はともかく)スバル車の品質にはまったく問題ないと判断している人たちでしょうから、問題にはなりようがありません」

とのことだった。な、なるほど。

このような熱烈なファンのためにも、スバルは「熱烈なファンでない人」からの信頼や安心感を取り戻すべく、社内体制の見直しや再発防止に努めてほしい。

それはそれとして、以下、上記のとおり完売必至のS208の紹介をお届けします。

■2年前に比べて27万円高から……なのに完売必至

史上最強のSTIコンプリートカー、S208が2017年10月25日に発表された。450台限定で10月26日~11月12日までにスバルディーラーで商談申し込みを行い、申し込み件数が限定台数を上回れば抽選販売になるという。

  価格&グレードは、S208の「標準車」が626万4000円で限定100台(クリスタルホワイトパール、WRブルーパールの各色を50台ずつ用意)。

「NBRチャレンジパッケージ」は、カーボントランクリップ仕様が689万400円、カーボンリアウイング仕様が710万6400円。

ボディカラーはクールグレーカーキ/クリスタルホワイトパール/WRブルーパール各色用意されて、こちらは限定350台。合計450台限定となる。

前回の東京モーターショー2015開催時に発売された「S207」に比べ、標準車が27万円高、NBRチャレンジパッケージが78万8400円高だ(なおS207は限定400台が即日完売した)。

■こだわり抜いた究極のマシン

S207から進化したポイントとしては、まず低重心化とロール慣性モーメントが低減し、旋回性能が高まるドライカーボンルーフの採用が挙げられる。

そして、S207と同様、フレキシブルドロースティフナーなどのSTI得意の補剛パーツに加え、ビルシュタイン製ダンプマチック(フロント)サスペンションの最適化によって、車体の傾きや振動などがS207より約10%向上したほか、11:1のクイックステアリングギア比により、運動性能はS207を大幅に上回り、ベンチマークとする欧州車を凌駕する走りを手に入れたという。

極めつけはパドルシフトから操作できる、インタークーラーウォータースプレイだ。EJ20型エンジンはS207に比べ最高出力においては1ps向上と寂しい感じもするが、出力アップよりもあえて高回転バランスにこだわったという。

ピストン、コンロッド、クランクシャフト、フライホイール、クラッチカバーに至るまでS207からさらに回転バランスを高め、レヴリミットまで精巧な回転バランスで気持ちよく吹け上がるエンジンに仕上がっているという。

S208はまさに隅々までSTIがこだわり抜いた究極のドライビングマシンなのである。

このご時世に626万4000円〜710万6400円の限定車が締め切り前に倍率4.2倍の抽選になる……とは大変な話だが、内容を知れば決して高くないということがわかる。

■WRXベースだけでなく、BRZにもSTI仕様の限定車が登場

いっぽうカタログモデルながらSTIのDNAが注入された最上級グレード、STIスポーツがBRZに設定された。こちらも短評ながら紹介しておきたい。

BRZ STIスポーツの足回りは専用チューニングのZF製ザックスダンパーとコイルスプリングに加え、STI製フレキシブルドロースティフナーやフレキシブルVバーなどでボディを補強し、215/40R18タイヤ(パイロットスポーツ4)とブレンボ製ブレーキで足元を固めている。

BRZ STIスポーツは社内測定値では操舵応答性、追従性やロールレート、乗り心地においても2013年(限定500台)、2015年(限定300台)発売のBRZ「tS」を上回っており、意のままに動くシャープなハンドリングと優れた操舵安定性、しなやかな乗り心地を両立させている。

価格は標準の6MT車が353万1600円、6速ATが359万1000円。

100台限定のクールグレーカーキエディションは6速MTのみの設定で、6MTの標準車と同じ353万1600円(こちらは11月9日時点で約100件の申し込みが入っているそう)。

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