次期型に新情報!! 新型ノア/ヴォクシーは統合せず共存! エスクァイアは消滅へ


 トヨタの人気ミニバン、ノア/ヴォクシーは次期モデルでも統合せず共存へ!

 ミニバンのなかでも屈指の人気モデル、ノア/ヴォクシー/エスクァイアの3モデルに新情報だ。

 トヨタは、今後ラインナップを整理し、車種数を削減する方針を明らかにしているが、その流れで、ノア/ヴォクシー/エスクァイアの3車もノアに統合される公算が高いとされてきた。

 しかし、ここにきて次期モデルでもノアとヴォクシーがともに販売される見込みであるという情報が入ってきた。

 なぜヴォクシーは廃止されず存続するのか? エスクァイアはどうなるのか? 遠藤徹氏が最新情報を解説する。

文:遠藤徹
写真:トヨタ
予想CG:ベストカー編集部

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当初はノアに一本化&ヴォクシー消滅に「待った」がかかった訳

 トヨタは2021年中盤にもフルモデルチェンジし、世代交代するミディアムクラスミニバン「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」3兄弟について、「ノア/ヴォクシー」の2モデルに統合する方向で開発を進めている模様である。

現行型ノア

 2020年4月27日に一部改良した時点ではノアが全グレードを継続させたのに対して、ヴォクシーは3ナンバーサイズのエアロタイプ、エスクァイアは装備のよい上級グレードに絞るラインアップ態勢に再編した。

 この時点では、次のフルモデルチェンジにおいて、ノアに1本化するものと思われた。

 ところがその後の販売状況を見ると、ヴォクシーが圧倒的に多く、他の2兄弟を大きく引き離す推移となっている。

現行型ヴォクシー

 7月の登録実績ではヴォクシーが5316台に対して、ノアは4067台、エスクァイアは1909台とヴォクシーが他の2モデルを大きく引き離している。

 5月8日から全国規模でトヨタブランドの全系列店併売がスタートしており、販売力は3兄弟とも同等であるから、これらの数字はそのまま人気の差になって顕在化していると言ってよい。

 ノア/ヴォクシー/エスクァイアの3兄弟は、ボディパネル&エンジンなど基本コンポーネントが同じ仕立てとなっている。異なるのはフロントデザインと内装のつくりくらいである。

 ノアは幅広いユーザー層への浸透を狙い、比較的オーソドックスなデザインで、5ナンバーサイズの標準タイプと多少個性的なマスクで3ナンバーサイズのエアロバージョンの2シリーズ構成としている。

 これに対してヴォクシーは、3ナンバーサイズのエアロバージョンのみに絞り、若者受けの良さを意識したより個性的なフロントマスクに仕立てている。

現行型エスクァイア

 エスクァイアはすべて5ナンバーサイズであるが、ノア/ヴォクシーよりもハイグレード仕立てで、車両本体価格は15万円ほど高い。ノアの3ナンバーエアロバージョンとヴォクシーは同一価格である。

ラインナップを絞ってもなぜヴォクシーは好調?

ノア 特別仕様車 Si W×B II

 ヴォクシーが3ナンバーのエアロバージョンのみに絞られ、ノアが5ナンバーと3ナンバーモデルの両方を継続し、ワイドバリエーションなのに、なぜヴォクシーの方が好調なのか。それは販売の中心になっている両モデルの特別仕様車のデザインの差といえる。

 ヴォクシーは「ZS煌II」でノアは「Si W×B」であるが、ZS煌IIの方はフロントマスクがひと目でそれと分かる圧倒的な存在感がある。両特別仕様車だけで比較すると販売台数は月販で2倍も差がある。

ヴォクシー 特別仕様車 ZS 煌 II (7人乗り・2WD)

 こうなると何年か愛用して代替えで下取りに出す時、5年の経過でも10万円以上の違いが出てしまうことになっている。

 こうしたことを考えると次期型を開発するメーカーのトヨタ開発陣としては、ヴォクシーを廃止するわけにはいかないから、継続の道をチョイスすることに切り替えたようだ。

 もともと同じモデルであるから、1本化か2本立てのどちらを選ぶかは決断すればすぐにどうでも対応が可能なはずである。エスクァイアの消滅は現在の販売実績から見てもほぼ確実といえるだろう。

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