ホンダの新車戦略をスッパ抜く!! 国内はもう小型車だけでいいのか!? 反転攻勢の可能性を探る

GMとの共同開発によって次期型アコード、CR-Vが誕生

 そのいっぽうで、GMとの共同開発による北米投入EVはミッドサイズ以上のサルーンや、さらにはSUVを目指すことになろう。

 使われ方からいって、60kWh以上のバッテリーを搭載し、400〜500km以上の航続距離も求められる。

 これが次期型アコード、CR-Vのポジションを担う中核モデルに成長していくことになる。

 モーターで駆動するクルマでも、すでにホンダはe:HEVモデルやFCEVなどでモーター駆動のノウハウを蓄積しており、次なるステージとして、モーター動力のドライバビリティチューニングに向かっている。

2024年にモデルチェンジが計画される次期型CR-VはスーパーEVのコンセプトモデルをベースにしたEVモデルへと進化する計画が進行する。GMとの共同開発EVプラットフォームを活用(予想CGイラストはベストカーが製作したもの)
2024年にモデルチェンジが計画される次期型CR-VはスーパーEVのコンセプトモデルをベースにしたEVモデルへと進化する計画が進行する。GMとの共同開発EVプラットフォームを活用(予想CGイラストはベストカーが製作したもの)
2020年9月26日から開幕された北京モーターショーにて世界初公開されたCR-V PHEV
2020年9月26日から開幕された北京モーターショーにて世界初公開されたCR-V PHEV
GMとのプラットフォームおよびパワートレーン共同プロジェクトで送り出される2モデルのもう1台はアコードクラスの4ドアサルーンとなる計画。ハイパワースポーツサルーンEVだ(予想CGイラストはベストカーが製作したもの)
GMとのプラットフォームおよびパワートレーン共同プロジェクトで送り出される2モデルのもう1台はアコードクラスの4ドアサルーンとなる計画。ハイパワースポーツサルーンEVだ(予想CGイラストはベストカーが製作したもの)
2020年2月に発売した現行アコード
2020年2月に発売した現行アコード
現行型アコードは2Lガソリンエンジンで発電し、フロントタイヤをモーターで駆動、100km/h以上の高速巡行時にはエンジンで駆動するe:HEVを採用。モーター駆動の知見は豊富にあり、制御技術の高さがEVに生かされる
現行型アコードは2Lガソリンエンジンで発電し、フロントタイヤをモーターで駆動、100km/h以上の高速巡行時にはエンジンで駆動するe:HEVを採用。モーター駆動の知見は豊富にあり、制御技術の高さがEVに生かされる

2025年以降に登場する次期NSXはポルシェタイカンを超えるスーパーEV!

2017年2月に登場した現行NSX
2017年2月に登場した現行NSX
2025年以降の中期的計画のなかから浮上してきたのが、次期型NSXともいえるピュアEVのスーパースポーツ。ポルシェタイカンをも凌駕する本格的なEVスポーツモデルとして計画され、ホンダが目指す電動化の象徴的なモデルとなる(予想CGイラストはベストカーが製作したもの)
2025年以降の中期的計画のなかから浮上してきたのが、次期型NSXともいえるピュアEVのスーパースポーツ。ポルシェタイカンをも凌駕する本格的なEVスポーツモデルとして計画され、ホンダが目指す電動化の象徴的なモデルとなる(予想CGイラストはベストカーが製作したもの)

 さらにホンダ開発現場に近い関係者は、「GMとのプラットフォーム共同プロジェクトの2モデル以外のEV開発研究が進んでいる」と、興味深い証言をした。

 それが次期NSXともいえるスーパースポーツEVだというのだ。テスラやポルシェタイカンをも凌駕するハイパフォーマンスEVを目指し、ホンダ電動化の象徴的存在として、近未来のホンダの進むべき方向性を明確にするモデルとなる、という。

 一気に純内燃機関搭載モデルが消滅することはないだろうが、今後の継続的な自動車社会の生き残りを考えれば「電動化」へのシフトは避けられない命題。

 高効率ガソリンエンジンをベースにしたハイブリッドモデル、PHEVを中軸にしながら、象徴的なピュアEVモデルを投入していくのが、今後5〜10年のホンダ近未来予想図の真相だ。

【画像ギャラリー】【画像ギャラリー】】命運握る ホンダが今後出す新車はこうなる! 予想CGイラスト大公開!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

あのトヨタスターレットが再び公道に舞い降りる!? 日産×ホンダ協業分析など新社会人も楽しめるゾ「ベストカー5月10日号」

あのトヨタスターレットが再び公道に舞い降りる!? 日産×ホンダ協業分析など新社会人も楽しめるゾ「ベストカー5月10日号」

トヨタの韋駄天が覚醒する! 6代目NEWスターレットのSCOOP情報をはじめ、BC的らしく高級車を大解剖。さらに日産・ホンダの協業分析、そして日向坂46の富田鈴花さんがベストカーに登場! 新社会人もベテランビジネスマンまで、誰もが楽しめるベストカー5月10日号、好評発売中!