次期クラウンはマツダからのOEM供給車?
また、ベストカーが伝えている話として、マツダのこの直6エンジンをトヨタに供給するという説がある。
その構想を初めて聞いたとき、ぼくは「まさか。あり得ない」と思ったのだが、最近流れてきた「4ドアセダンのクラウンは現行が最終モデルとなり、次期型はSUVになる」という噂。
そして、トヨタ世界大会(4年に1度、世界中の販売関係者に感謝と今後の方向性を示すイベント。今回は2020年11月23日にオンラインで開催された)における豊田章男社長の「今やどこにも聖域などないからです。私は新型クラウンを、これまでの概念にとらわれず新しい視点で考えるようにお願いしました」という発言などを聞くにつれ、「ひょっとしたらアリかも」という認識に変わりつつある。
4年に一度開催される「トヨタ世界大会」の映像はこちら。豊田章男社長によるクラウンのコメントは11分15秒過ぎから
トヨタタイムズ「豊田章男が語ったトヨタの未来とは 極秘映像を香川編集長が見た!」のサイトはこちら!
つまり、一気に電動化にシフトするトヨタは手薄になる内燃機関開発でマツダとの協業を強化するというシナリオ。
前述のとおり、中期経営計画見直しではマツダへのTHS大量導入が発表されているが、これとセットで「行って来い」を考えると、マツダからトヨタへの直6供給というのはあながちあり得ない話ではないと思えてきたわけだ。
もしそれが事実なら、次期マツダ6はクラウンやレクサスISなどとコンポーネンツを共用するFRプレミアムセダンということになる。
現行クラウンは2018年6月のデビューだし、レクサスISは予想に反してビッグマイナーによる延命を選択した。これらのフルモデルチェンジ時期を考えると、タイミング的にもそこにマツダの直6が絡んでくるとピッタリはまる。
マツダ単独のプロジェクトと見ると厳しい現実に直面している直6+FR計画も、それがトヨタと協業におけるひとつのコマだとすると話はまったく変わってくる。
2022年3月に約束されている最初の市販モデルは今のところ、次期マツダ6になりそうだが、その登場まで、マツダの直6+FRネタは、当分クルマ好きを楽しませてくれそうだ。
【NEW マツダ6予想スペック】
●ボディサイズ:全長4900×全幅1880×全高1420mm
●ホイールベース:2850mm
●車両重量:1550kg
●エンジン:直6、3L、SKYACTIV-X(300ps/35.0kgm以上)
●予想価格:400万〜450万円(SKYACTIV-X)
コメント
コメントの使い方