■基準車のハイラックスも安全装備強化を中心に同時改良
また、同時に行われるX・Zグレードの一部改良は次のとおり。
Xグレードにプリクラッシュセーフティシステム・レーダークルーズコントロールとレーンディパーチャーアラート、ロードサインアシスト、先行車発進告知機能を標準化し、安全装備の強化を行う。また、Zグレードには左右独立温度コントロール機能をもったエアコンが装備され、快適性を高めた。
次世代型ディーゼルエンジンに不可欠な尿素水溶液は、タンクのサイズアップ(13.8Lから17.0Lへ変更)をするとともに、インフォメーションディスプレイに尿素水溶液の残量表示メモリを追加する。
ボディカラーはシルバーメタリック(1D6)、オキサイドブロンズメタリック(6X1)、ダークブルーマイカ(8X8)の3色が廃止される。
■GRスポーツ追加でピックアップトラックの新しい価値観を提供
ハイラックスは、タイから輸入されているため、現地では8月からGRスポーツの生産を開始する。
乗用には少々難ありと思われているハイラックスも、GRスポーツになることで乗用ユーザーが増えるだろう。
圧倒的な積載性と、悪路走破性に加え、乗用域での快適性が加わると、今までSUVに乗っていて、ピックアップトラックには興味がなかったユーザー層が、ハイラックスへと動く可能性は高いと思う。ピックアップトラック人気に火が付くかどうかは、GRスポーツに託された形だ。
注目度の高いハイラックスGRスポーツの登場まで約4か月。スポーツテイストを加えたピックアップトラックは、日本市場でどのような反応を受けるのか、その動向に注目していきたい。
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