車種ラインナップを絞る傾向にある最近の各メーカーの動向だが、トヨタは今年もすでにアクアやランクル300を新型にモデルチェンジして投入。GR86のモデルチェンジもスタンバイするなど、ニューモデル投入に積極的だ。
来年以降も矢継ぎ早にニューモデルの投入計画があり、車種ラインナップの整理とともに、再構築に向けた戦略的ニューモデルの動向から目が離せない。ノア、ヴォクシー、アルファード、ランクルプラド、プリウス、カロスポGR…。2022年から2023年、トヨタの新型車情報を追う!
※本稿は2021年9月のものです
文・予想CG/ベストカー編集部 写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2021年9月26日号
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■トヨタ 新型ノア&新型ヴォクシー(2022年1月登場予定)
そんなトヨタのニューモデル、ベストカーが掴んだ最新情報が、来年1月に新型にモデルチェンジが計画されるノア&ヴォクシーの確定エクステリアだ。
販売チャンネルの統合に伴い、いわゆる「兄弟車」の一本化を進めるトヨタ。現行型ではノア、ヴォクシー、エスクァイアと3モデルを用意しているが、モデルチェンジする新型はノアに統一される方向である。
とはいえ、現行型ではノア、ヴォクシーがそれぞれ高い人気を維持していることから、新型では車名は『ノア』に一本化されても“カスタム”的な個性をアピールするフロントマスクのモデルが用意されることとなる。その最終確定フロントマスクがここでお見せするCGだ。
基本コンセプトに大きな変化はなく、全幅1965mmの5ナンバーサイズを基本としながら、“カスタム”的モデルはワイドフェンダーの3ナンバー仕様となる。
もちろんプラットフォームはカローラなどに採用される最新のTNGAとなる。パワートレーンは2ZR型1.8Lエンジンを組み合わせたハイブリッドに加え、2Lダイナミックフォースガソリンエンジン搭載モデルも設定。
ハイブリッドのバッテリーはアクアで新開発搭載された「バイポーラ型ニッケル水素電池」が採用され、プリウスやカローラよりもさらにモーター走行領域を強化。ドライバビリティの向上を実現する。
●ここがポイント!
基本的にはキープコンセプトのモデルチェンジで、全幅1695mmに収まる5ナンバーサイズのBOX型ミニバン。現行型ではノア、ヴォクシーにエスクァイアも加えた三兄弟だが、トヨタの販売店統一戦略のなか「ノア」に一本化。
しかし、よりスポーティなテイストのフロントマスクのヴォクシー人気も高いことから、上のような“カスタム”モデルも設定され、新型ノアは2つの顔が用意されることになる。プラットフォームはカローラシリーズなどで高評価のTNGA。1.8Lハイブリッドと2Lガソリンエンジンを搭載。
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