現行型と比較して各仕様がやや複雑化! 注文時には充分な確認を
ガソリン車はFFから4WDへの変更で19万8000円高、ハイブリッドはFFからE-fourへ変更すると22万円高となる。また、ハイブリッドのE-Fourには7人乗りしか設定されないので、注意が必要だ。また、7人乗りと8人乗りで価格の差は無い。
エントリー価格はノアのX(FF)で267万円、最上級はヴォクシーのS-Z(E-Four)で396万円となった。現行型のエントリーモデルと比べると11万3600円高くなり、最上位グレードは、現行型の特別仕様車W×Bや煌IIIよりも高額だ。特にヴォクシーは、ワンクラス上の価格帯にいってしまった感じを受ける。
グレード・パワートレイン・駆動方式・乗車人数が相まって、クルマの仕様が非常に複雑化している印象だ。販売現場からは、早くも体系集約を望む声も出てきており、1年程度様子を見た後に、不人気仕様からなくなっていく可能性が高いだろう。
見積りを作るだけでひと苦労な新型ノア・ヴォクシー。注文時には、本当に希望のクルマになっているのか、営業マンはもちろんだが、ユーザーの皆さんも入念に確認したほうがいい。
■ハイブリッドモデルの燃費が判明!シフトレバーは3種類?
今回ノア・ヴォクシーに搭載される、トヨタ初の新世代1.8Lハイブリッドシステムでは、WLTCモード燃費で最高23.4km/Lを達成する(XグレードFF)。Gグレードでは23.2km/L、Z・S-G・S-Zでは23.0km/Lとなった。E-Fourは全グレード統一で22.0km/Lである。
また、シフトレバーの形状が、選択するパワートレインやオプションによって異なることも判明した。ガソリン車にはシーケンシャル付のシフトレバーが、ハイブリッド車にはストレート式のシフトレバーが採用される。
トヨタハイブリッドの代名詞でもあるエレクトロシフトマチックは、ハイブリッド車のパノラミックビューモニター装着車のみに搭載される予定だ。
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予約段階から相当な勢いを感じるノア・ヴォクシーが、本格的に始動する。来年のデビュー時には、相当の納車待ち時間が発生する可能性が高い。初売り先取りフェアを行う販社も多く、ノア・ヴォクシーを狙うなら、2021年中に動き出すのが吉である。
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