■実現可能性が意外に高いと思える理由
さて、このEVシルビアだが、実現可能性はどのくらいあるだろうか? ベストカーでは「意外に高い」と見ている。
現時点ではまだデザイン案が示されただけだが、日産のEV新時代をアピールするのにふさわしいクルマになると思われるからだ。
欧州日産が言うとおり、電動化が進むほど過去の遺産をうまく使うのは重要な手法となり、おそらく日欧米の多くのメーカーがかつての名車の復刻デザインを計画している。
自社の過去の財産を活用するのは、今後、強力なライバルとなるであろう新興メーカーには真似のできない戦略だからだ。
市販EVのパイオニアである日産には、スポーツカーにふさわしいEVユニットがすでに存在している。
例えば2018年に発表されたリーフNISMO RCのパワーユニットを使えば、美しく、速くて楽しいEVシルビアが開発できるし、アリアで初投入される4WDシステム「e-4ORCE」も有効なアイテムだ。
2025~2026年にはEVシルビアの登場も大いにありうる。期待を込めてそう記しておきたい。
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