■マツダ CX-80(2023年秋デビュー予定)
●3列シート仕様のフラッグシップSUV
置きエンジンを採用するマツダのラージ商品群の第一弾として今年4月に公開されたCX-60。これに続くニューモデルとして注目なのが、国内でSUVのフラッグシップとなるCX-80だ。
CX-60が2列シートであるのに対し、CX-80は3列シートの大型モデル。CX-60と同じく、縦置きの直6エンジン+FR(&4WD)レイアウトで登場する。
その直列6気筒ユニットは、3Lガソリンと3.3Lクリーンディーゼルで、どちらも48Vマイルドハイブリッドとの組み合わせ。それにCX-60と同様に直4の2.5L PHEVも設定されることになりそう。さらにガソリンエンジンはSKYAKTIV-Xも用意される。
なお、CX-80の登場でCX-8は終了になる計画だ。
■レクサスLF(2023年秋デビュー予定)
●プレミアム市場で勝負する高級SUV
海外の高級車市場ではプレミアムサルーンをベースにしたラグジュアリーなSUVが支持されている。
そこで、レクサスが開発を進めているのが、2018年に公開したコンセプトカー「LF-1リミットレス」の市販モデルとなる「LF」だ。
ベースはレクサスLSのFR系プラットフォーム。パワートレーンも基本的にLSと共通となり、3.5L V6ターボと3.5L V6ハイブリッドが搭載される見込みだ。
■レクサスコンパクトSUV(2023年秋デビュー予定)
●レクサスはエントリーSUVもあり!
フルラインナップSUVを目指しているレクサスは、欧州で今年4月に発表されたAセグコンパクトSUVのアイゴクロスと、Bセグのヤリスクロスとの中間的な全長4000mmクラスのSUV市場に新たに参入する。
UXの下に位置するレクサスのエントリーSUVとなり、EVではなく1.5Lハイブリッドを搭載する可能性が高い。セカンドカーとしての需要も見込まれるモデルだ。
■日産 スカイラインクロスオーバー(2024年デビュー予定)
●SUVタイプのスカイライン復活!
7月登場の新型クラウンはクロスオーバーにも見えるファストバックスタイルへと大変身することが話題だが、日産のスカイラインもまた次期モデルはSUVで計画されているという。
SUVタイプのスカイラインといえば、2009年から2016年までラインナップされたスカイラインクロスオーバーがあったが、このモデルのようなクロスオーバー車へセダンから生まれ変わるというのだ。
パワーユニットは新型エクストレイルにも搭載予定の1.5L VC(可変圧縮)ターボを発電用に使うe-POWER。これに前後モーターで駆動する4WDを採用する。
2024年のデビューを目指して開発中で、このSUV化計画には販売関係者も期待の声が多いという。注目だ!
■スズキ ジムニーシエラ5ドア(デビュー予定時期不明)
●日常使いが便利な待望の「5ドアシエラ」
2018年のデビューから販売好調で長い納期待ちが解消されないジムニー/ジムニーシエラ。そのため登場から4年を迎えても大きな変更はないままだが、5ドアモデルの準備は着々と進んでいるようで、ツイッターなどを中心に目撃情報が相次いでいる。
この5ドア化にあたって採用されるのが延長したロングボディ。これにより、軽規格サイズには収まらないため、5ドアは1.5Lエンジンを搭載するジムニーシエラのみに設定される。
ボディサイズは現行の3ドア車より全長で300mm延長。そのままホイールベースが300mm長くなり、室内スペースが拡大。そのぶん向上する快適性が5ドアの大きな魅力となる!
ただし発売時期は正直不透明。ジムニー/ジムニーシエラの納期の問題もあるため、メーカー側も苦慮している、といったところではないだろうか。出せば売れる、ゆえに納期の問題がさらに重くのしかかる、という部分はあるはずなので、スズキには現行モデルの納期も含め、ぜひとも頑張っていただきたい。
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