■改良をする時期が難しいというメーカーの事情も
これまで、1年ごとの年次改良をベースに、進化を続けてきた86。この流れはGR86となっても変わることは無いだろう。
年次改良はユーザーにとっては嬉しいのだが、生産側にとっては管理が大変だ。加えて昨今の部品調達不良による長納期化が、「いつ、どこまで現行型を作り続けられるのか」「どのタイミングで改良を行うのか」という判断をさらに難しくしているのだろう。
トヨタとしても、注文が入るクルマに関しては、どんどんと生産をして販売したい。しかし、注文を受け続けても生産量が増やせなければ、バックオーダーがたまるばかり。納期は長くなり、ユーザーからの視線は厳しくなる。
さらに、生産を続けるということは改良の機会を失うということにもつながる。法規や環境問題、あるいはユーザーからの声を反映させ、常に(各方面へ)いいクルマを作り出すためには、改良・改善のタイミングが必要だ。
溢れんばかりのオーダーをいただいたら、次期型へ向けての準備を並行して行うため、早めの店じまいをするのは当然の動きだろう。
来春予定の生産枠を作り終えたら、何かしらの変更が加わった次期型GR86が登場するはずだ。変更の規模がどの程度かは、まだわからないが、GR86が姿を消すわけではないはずだ。
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コメント
コメントの使い方BRZ含めて運転する楽しさでは国内外でも随一。しかも同程度の楽しさ含む他車とはウン百万の価格差という、内容に対して格安な車。
990Sと並び日本の宝ともいうべき傑作ですから、一人でも多くの人が乗ってみて欲しい。そのために売り続けてほしい。