■グレード体系と装備は?
一部販社では、既に予約注文の列を作り始めており、具体的なグレード体系や設定されるエンジンなどが分かってきた。
まずはアルファード。搭載されるエンジンは2.5Lのガソリンと2.5Lのハイブリッドとなる。駆動方式はFFと4WD(HEVはE-four)だ。
ヴェルファイアは、2.4Lのガソリンターボと2.5Lのハイブリッドが設定される予定。こちらも駆動方式はFFと4WD(HEVはE-four)となる。
現行型ではグレードが大きく絞られ、廃止されるのではないかともいわれていたヴェルファイアが、専用のガソリンターボエンジンを搭載して登場するのには驚いた。アルファード&ヴェルファイア購入層の多くはガソリンエンジンの希望者が多いため、ガソリンターボの人気次第では、ヴェルファイアの復権も夢ではない。
アルファードとヴェルファイアでは搭載エンジンの違いとともに、グレード体系も少々異なる。
アルファードでは最上級のエグゼクティブラウンジ(HEVのみ設定)、次いでZが設定され、Gと続くようだ。ただし、Gに関してはサイドリフトアップチルト搭載車になる模様。
ヴェルファイアでは、エグゼクティブラウンジ(HEVのみ設定)に次いでZプレミアムという名称で、グレード設定が行われている。
現状では、エグゼクティブラウンジ、Z、G(アルファードで条件付き)がトヨタ販売店で取り扱われるグレードの全て。これまで数多のグレードを展開してきたアルファードだが、グレード数は大きく絞られるようだ。
初期段階では、上級グレードに絞って注文を受け付け、生産体制を整えるということだろうか。クラウン登場時にも、同様の施策がとられ、下位グレードや一部のボディカラーは生産を遅らせ、生産効率を高めていた。アルファード&ヴェルファイアでも同様の処置が行われる可能性は高い。
また、ここからは筆者の予想となるが、先行予約を始めているディーラーで、上級グレードしか選択肢を出していないところをみると、中間と下位グレードはKINTO専用となる可能性もある。これはプリウスで行われている販売方法と同じだ。
つまり、新型アルファード&ヴェルファイアにおいて、トヨタ販売店で購入できるのは、エグゼクティブラウンジとZに限り(アルファードではGのサイドリフトアップチルトシートも含む)、その下に、G・仮称U・仮称Xが入り、GとUもしくはUのみがKINTO専用という形だ。またはG・Xに関しては初期生産時期を大幅に遅らせ、半年程度注文を受け付けないというケースもあるだろう。
G・U・Xといった、中間・廉価グレードも存在すると思うのだが、スタート時はエグゼクティブラウンジとZの二本柱。プリウスで好評のKINTO Unlimitedが新型アルヴェルに設定される可能性もあり、その場合はGかUといった中間グレードがどのように取り扱われるのか、注目していきたいところだ。
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