三菱といえば最近はデリカD:5、そして新型eKシリーズで上り調子だ。三菱が持つ4WDのDNAはいまでも一線級だ。
そして三菱で4WD、そして新しい看板技術となるPHEVを先陣を切ってアピールするのが「アウトランダーPHEV」だ。
そんなアウトランダーPHEVが2020年に次期型にスイッチするという情報が入った。骨格は日産と共用も4WD技術は三菱を採用するという。
そして長らくマイナーチェンジで凌いできたRVRが、ついにデリカD:5並のビッグマイナーを受けるとか。真相はいかに?
文:ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部、三菱自動車
■プラットフォームは日産と共用も4WD技術は三菱のDNAが継がれる
ジュネーブショーに出展された『ミツビシ・エンゲルベルク・ツアラー』。コンセプトモデルだけにかなり際立ったデザインテイストがギョッとする感じだ。
しかしよく見ればフェンダーサイドに回り込むように上部に配置されたポジションランプ、
バンパー両サイドに縦に埋め込まれたヘッドランプなどは三菱自動車が積極的に推し進めるダイナミックシールドコンセプトに基づいたフロントマスク。
スクープ班の情報によれば、これが次期型アウトランダーに進化していくようだ。
プラットフォームはアライアンス先の日産、さらにはルノーとの協業から新開発される。このプラットフォームは次期型エクストレイルと共用される予定だ。
パワートレーンは三菱4WDの走破性、そしてプラグインハイブリッドの技術の高さもあり。現行型アウトランダーPHEVの前後2モーターによるS-AWDを採用することになりそうだ。
現行型パジェロが2006年登場とすでに13年も経過しており、新型へのカウントダウンも近いように思われる。
次期パジェロの登場まではこの次期型アウトランダーが三菱の4WDの看板役を担うはずだ。次期型アウトランダーは2020年秋に登場予定。
■RVRに過去最大級のマイナーチェンジを実施か!?
最近の三菱といえばデリカD:5のマイナーチェンジでは試乗をして大いに驚かされた。デザインのみならず8ATの採用、圧倒的に静粛性の増したエンジンなど、もはやマイナーチェンジというには過剰なまでの進化を遂げている。
そのいっぽうで現行型RVRのデビューは2010年2月なのですでに丸9年が経過している。幾度にもおよぶ改良やマイチェンを経ているとはいえ古さを隠せなくなっている。
実はRVR、欧州や中国ではASXの名称で販売される世界戦略車。それだけに車体やシャシーに大幅な改良を加えるのが今回のマイナーチェンジのキモ。
デリカD:5がそうであったように、フルモデルチェンジと言っても過言ではないほどの進化が期待できる。
エクステリアはジュネーブショーですでに明らかにされたダイナミックシールドを盛り込んだ最新デザインで見た目の印象は大きく変わる。
搭載されるエンジンは、海外向けでは直4、2Lガソリンエンジンが搭載されるが、国内向けには現行型同様1.8Lの直4ガソリン+CVTということになりそうだ。
RVRのビッグマイチェンは2019年8月に国内実施の予定。
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