■セダンの理想はFR+直6エンジンに変わりはない
とはいえ、理想のラグジュアリーセダンのレイアウトはFRということに変わりはなく、直6エンジンにしても、騒がしい直4エンジンよりも、スムーズで静粛性に優れているため、愛好家が多い。シルキーシックスと評されるBMWの直6エンジンは有名だが、メルセデスベンツも約20年ぶりにV6から直6に置き換えるほど、振動が少ない上質なエンジンとして知られている。
ではSUVに採用されているラージアーキテクチャーは、セダンのマツダ6にも使えるかだが、その答えはもちろんイエス。モジュールを可変することで対応できるからだ。
しかし、縦にも横にもサイズが変えられるEV専用スケーラブルアーキテクチャーをベースに開発される可能性もあり、とマツダ関係者から聞いている。
いずれにしてもマツダ6の駆動方式はFRと、FRベースの4WDになるのは確実なところだろう。
マツダ6のパワートレインは2.5L、直4、2.5LガソリンとそのPHEV、直6、3.3Lディーゼルターボとそのマイルドハイブリッド、それに加えて日本には設定のない3.3L、直6ガソリンNAとターボが設定される可能性がある。
さて、マツダ6の気になる発表時期は2025年以降。マツダが開発するだけに、しなやなか足回りと上質な乗り心地、そして心地いいスムーズなエンジンフィールの直6がウリとなるような理想のミドルセダンを仕立ててくるだろう。期待して待ちたい!
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