■新型レクサスGXとはどんなクルマか、おさらい
新型レクサスGXは、車両開発コンセプトを「ザ・プレミアム・オフローダー」。LXと同じラダーフレーム構造のGA-Fプラットフォームを採用し、サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン、リアはラテラルコントロールアーム付きの定評のあるリジットサスペンションである。GX550“OVERTRAIL+”のボディサイズは全長5050×全幅2000×全高1935mm、ホイールベースは2850mm。
パワートレーンはGX550“OVERTRAIL+”に搭載される静粛性と出力、燃費を高次元でバランスさせた3.5L、V6ツインターボエンジン(415ps/66.3kgm)+ダイレクトシフト10速ATのほか、レクサスボディオンフレーム車初となるハイブリッドシステムを組み合わせる2.4L、直4ターボハイブリッド+ダイレクトシフト8速AT(システム最高出力330ps、システム最大トルク64.3kgm)を用意。
4WDシステムは路面状況に応じてAUTO/DIRT/SAND/MUD/DEEP SNOW/ROCKの6モードから最適な走行モードを選択できるマルチテレインセレクトと、車両周囲の状況確認を4つのカメラでサポートするマルチテレインモニターを採用。
さらに電子制御でスタビライザーの効果を変化させるE-KDSS(Electronic Kinetic Dynamic Suspension System)や、ドライバーが選択する速度設定に合わせて駆動力とブレーキ油圧を自動で最適制御するクロールコントロールも設定している。
エクステリアデザインは、「HIGH END×PROFESSIONAL」をキーワードとし、フロントフェイスにはレクサスの象徴であるスピンドルグリルからボディ全体で表現するスピンドルボディへ進化、ランクル250とはまったく違うデザインとしている。
【画像ギャラリー】ええ、ランクル250とホントに兄弟なん!? レクサスGXの内装が衝撃すぎ(7枚)画像ギャラリー■日本仕様のカタログモデルの価格はどうなる?
ひと足お先に発表された北米仕様のGXのラインアップはGX550プレミアム、プレミアム+、GX550ラグジュアリー、ラグジュアリー+、GX550 OVERTRAIL、OVERTRAIL+と6グレード展開で、価格はプレミアムの6万4250ドル(918万7750円)~8万1250ドル(1161万7500円)。
北米仕様のGX550に搭載されるパワートレーンは、3.4L、V6ツインターボ+ダイレクトシフト10速AT。最高出力は349ps、最大トルクは66.3kgmを発生する。なお、2L、直4ターボハイブリッド+8速ATは遅れて発表する予定。
前述の通り、日本仕様のGX550“OVERTRAIL+”は1235万円だが、カタログモデルの日本での価格はいくらになるのだろうか? まだGXの日本での販売ラインナップも明らかにされていないが北米仕様をヒントに考えてみた。
北米仕様のGXは日本の田原工場で組み立てられ、輸出されているため、価格はその分アップしている。それを考慮すると、日本での価格は880万~1100万円くらいになるのではないか。
■北米におけるレクサスGXのラインナップと価格
・GX550プレミアム=6万4250ドル(918万7750円)
・GX550プレミアム=6万9250ドル(990万2750円)
・GX550ラグジュアリー=7万7250ドル(1104万6750円)
・GX550ラグジュアリー+=8万1250ドル(1161万7500円)
・GX550 OVERTRAIL=6万9250ドル(990万2750円)
・GX550 OVERTRAIL+=7万7250ドル(1104万6750円)
※MSRP+DPH(メーカー希望小売価格+配送料1350ドル込み)。生産は日本の田原工場
※円換算は1ドル=143円(2024年9月24日現在)
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