ゴミ収集はEVにお任せ!! モリタエコノスが三菱ふそうeキャンターをベースに総額1900万円で年内発売!?

ゴミ収集はEVにお任せ!! モリタエコノスが三菱ふそうeキャンターをベースに総額1900万円で年内発売!?

 5月24日〜26日まで東京ビッグサイトで開催された「2013NEW環境展」。モリタエコノスは今年度発売予定のEV回転板式塵芥車「eパックマスター」を初公開。来場者の注目を集めた同社渾身のEV塵芥車に迫る!

市販コンセプトのEV回転式塵芥収集車「eパックマスター」

2023年度中に販売する予定のEV回転板式塵芥収集車「eパックマスター」
2023年度中に販売する予定のEV回転板式塵芥収集車「eパックマスター」

 eパックマスターは三菱ふそうの小型EVトラック「eキャンター」がベースのEV回転板式塵芥車。同社では2023年度中に同車両の販売を開始するとしており注目だ。

 ベース車両はGVW5トン級、ホイールベース2500mmの標準キャブ車。先代eキャンターにはGVW7.5トン、ロングホイールベースのワイドキャブ車しかなかったが、新型は塵芥車で主流のGVW5トン短尺車が設定されており、ディーゼル車と同じ車体サイズでEV塵芥車を成立させている。

 また、ePTOによりディーゼル車と同じ油圧の架装物が使えるのもポイント。eパックマスターの架装物は、ギアポンプをePTOに合わせて仕様変更している以外は、基本的にディーゼル車用そのままという。

 いっぽう、ボディ側のダンプシリンダーとシャシー側のバッテリー干渉を避けるため、荷箱はディーゼル車より30mm高い位置に搭載。ディーゼル車ではホイールベース間に搭載する作動油タンクも、搭載スペースがないため荷箱前方に移動される。最大積載量はディーゼル車比で約700kg減という。

先進機能が盛り沢山の外装デザイン

 eパックマスターの外装デザインはモリタエコノスの特装車のデザインを多数手がけているモリタホールディングスの専属デザイナーが担当。今回のデザインはフラットなパネルを多用しているのが特徴で、これはEVらしい都会的なイメージや清潔感を演出するためのものという。

 テールゲートは自動開閉式で、キーとなるICタグを左右のRFIDにかざすと「扉が開きます」「扉が閉まります」の音声とともに自動で開閉する仕組みを採用。開口部にセンサーを設けており、万が一、人が挟まれそうになった場合には自動停止する機能も備わる。

 表示機器類を見やすい位置に集中配置する同社独自のハイマウントリアパネルは三面式を採用し、専用デザインのテールランプ、作業中ランプに加えて、積込作業負荷状況のインジケータを装備。バッテリー消費の軽減を促す。操作系はピクトグラムを採用する。

 また、展示車両はオプションの塵芥車用ウイルス除去液噴射装置「ミラクルキヨラ」を搭載。積込装置内に3口の噴射ノズルと遮蔽カーテンを備えていた。除去液は作動油タンクと同じ場所に積まれているという。

 販売予定価格は標準仕様で税抜き1900万円(トラックシャシー代も含む)。前述の通り2023年度中の販売を予定し、初年度の販売目標台数は年間5台としている。

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