■いよいよフォーミュラマシンを試乗!
前置きが思い切り長くなったのだが、いよいよフォーミュラマシンの試乗に。ヘルメットとドライビンググローブをつけてトムススタッフのサポートでシートに収まり、シートベルトを装着してもらう。う~ん、さすがに狭い、狭いぞ。
「いきなりエンストしてしまったらどうしよう」とドギマギしながらイグニッションスイッチを上げてエンジンスタート。そこからスタッフのレクチャーどおり、踏んでいたクラッチペダルを離しながらスタートさせるのだけど、ペダルがなんせ市販車よりも圧倒的に重いのだ。
ヒイコラ言いながら、どうにかクラッチミートを成功させ、フォーミュラマシンをスタートさせた。最初の1週目と2週目は先導するGRスープラの尻を追いかけながらまずはコースを頭のなかに叩き込む。
最初の1~2週目のラップタイムは59秒台と56秒台。我ながら遅い、遅すぎる。で、5週目くらいから徐々に挙動などをつかんできたこともあり、ラップタイムは40秒台後半から37秒台までアップ。
結果的にはベストラップは全17周中12週目の35秒79となった。私の次に走行したメディア関係者のほぼ1秒落ちのタイムだけど、とりあえずスピンしなくてよかった(ホッ)。
それにしてもフォーミュラマシンは違う! カートとはまた違った感覚のスピード感ですべてが低く、圧倒的な臨場感なのだ。あとは響き渡る2LDOHCのエンジンサウンドが何ともエキサイティング!
特設コース最後のヘアピンカーブは右に左にハンドルを切りながらストレートに向かうのだが、このドライビング感覚はハコ車とはまさに別モノ。いやはや、非常に貴重で楽しい体験をさせてもらった。
終了後に講師の古谷選手から「修了証」をいただく。ゴールド、シルバー、ブロンズとレベルごとの修了証なのだが、もちろん私はブロンズ。それでも無事に終えたことが嬉しいのだ。
この日のエクスペリエンス・コースの参加費用はひとり8万8000円(富士スピードウェイの入場料と消費税込みで、会場までの交通費や宿泊費は別)。でも、憧れのフォーミュラマシンをドライブできる価値は充分にあると思った。
ちなみにひとつ上の「アドバンス・コース」の参加費用は27万5000円で、各30分の走行を3回体験できるのだ。
※詳細については「トムス フォーミュラ カレッジ事務局」(TEL03-3704-1887)formulapj@tomsracing.jp
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