EVのソルテラにもSTIが早くも登場!! 市販と同時設定に期待大! STIの未来担うEVレースマシンも初お目見え!!

EVのソルテラにもSTIが早くも登場!! 市販と同時設定に期待大! STIの未来担うEVレースマシンも初お目見え!!

 スバルとSTIは1月14日、「東京オートサロン2022」(千葉市の幕張メッセで開催)で、SUVとEVレーシングマシンのSTIコンセプトモデル2台をワールドプレミアした。

 1台は昨年11月に世界初公開された新型BEVの「ソルテラSTIコンセプト」。そしてもう1台が将来的なニュルタイムアタックを目指した「STI E-RAコンセプト」だ。

 また、新型WRX S4やレヴォーグのSTIパフォーマンスコンセプト、さらBRZのカスタマイズモデルであるSTIパフォーマンスなどを展示。各々紹介していこう。

文/ベストカーWeb編集部
写真/ベストカーWeb編集部、スバル、STI、GRAN TURISMO

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■クーペSUV、アドレナリンコンセプトを思わせるソルテラSTI!!

●ソルテラSTI CONCEPT

2021年11月、スバル初のBEVとして発表されたソルテラに早くもSTI仕様が

 昨年11月、スバル初のBEVとして発表されたソルテラだが、早くもSTI仕様がお目見えとなった。スポーティなSTI製パーツを各所に装備したコンセプトモデルだが、スバルによれば、「スバルらしさのひとつであるスポーティな走りを引き上げたスタディモデル」とアナウンスしている。

 前後フェンダーには新型WRX S4を思わせるブラック塗装のクラッディングが施されており、全体的な雰囲気は2019年のジュネーブショーで公開されたコンセプトカー、「VIZIVアドレナリンコンセプト」を思わせるクーペSUVライクなエクステリアとなっている。

 ソルテラは今年正式に販売開始となるワケだが、デビュー時にこのSTI仕様が設定されなくても追加設定されるのは間違いないだろう。

 STIの平岡泰雄社長もこの日のプレスカンファレンスで「今年はSTI Sportグレードを増やしていきます。まだ、どの車種に設定されるかは言えませんが、特別仕様車を含めて考えています」とのことだ。期待して待ちたい。

■ゲームに登場したコンセプトモデルが現実に!?

●STI E-RAコンセプト

STIの新たなチャレンジを担うSTI E-RAコンセプト。レーシングシミュレーションゲーム『グランツーリスモ6』に登場した車にルーツを持つという

 今後のSTIのモータースポーツ活動における新たなチャレンジを担うマシンがこのSTI E-RAコンセプトだ。2020年にグランツーリスモ6で登場したコンセプトモデル、「VIZIV GTビジョングランツーリスモ」を昇華させたモデルだという。

 STIは地球温暖化対策を主としたカーボンニュートラル時代を迎え、モータースポーツの世界でSTIがどのように新しい技術と修練を積むのか、そのスタディプログラムとして「STI E-RAチャレンジプログラム」を立ち上げた。その根幹を担うのがこのコンセプトモデルだ。

 STI新規事業推進室部長兼設計情報管理室部長の森宏志氏によれば、「今年末にはシェイクダウンして、来年にはニュルでのタイムアタックを行う予定です。現在、ニュルのEV最速タイムは中国ネクストEV社のEP9が持つ6分45秒ですが、それを破る400秒(6分40秒)をターゲットに開発を進めています」とのこと。

グランツーリスモ6で登場したコンセプトモデル『VIZIV GTビジョングランツーリスモ』

 STI E-RAコンセプトのパワートレーンは、スバルの強みとなる全輪制御技術の知見を活用することで新たに採用するスバル独自の4モーター4輪トルクベクタリング技術で制御する。

 モーターにはヤマハ発動機との共同開発で供給されるハイパーEV向けギア、インバーター一体式高回転高出力タイプ(最高出力1088ps、最大トルク1100Nm)を採用し、60kWhのリチウムイオンバッテリーで駆動するというもの。

 ドライバ―志向の独自のトルクベクタリングシステムは4輪各々のグリップ限界までバランスを均質化させることにより、車両姿勢を安定化させる。

 荷重移動に伴う最適な駆動トルクを4輪独立に与えるため、車輪速と車速、舵角、G、ヨーレート、ブレーキ圧、そして輪荷重に至るまで各種センサーからの信号をリアルタイムに計算したうえで制御されているという。

 E-RAコンセプトは4輪に直接モーターが備えられており、応答性が高いうえに車体のヨーを直接的にコントロールできることで車両運動性能を最大限に引き出せるため、将来のFIA E-GTレギュレーションにも盛り込まれていることからSTIが取り組むべき方向性としてとらえたのだという。

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