受注停止の影響なのか、このところ話題に乏しいシビック タイプR。しかし東京オートサロンに無限が出展したコンセプトカーは、「やっぱタイプRいいなあ!」と思わせる魅力たっぷりのクルマだった。その中身を紹介しよう!
文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】シビックタイプRが欲しくなる無限のコンセプトカーをタップリ見て!(17枚)画像ギャラリー■無限のレーシングスピリットが手軽に味わえるGroup. A
東京オートサロン2024のホンダブースは、シビックの新グレード「RS」やWR-Vのコンセプトモデルが話題だったが、同じエリアにある無限のゾーンでは、シビック・タイプRが存在感を放っていた。
実は1年前のオートサロンでも、無限は「CIVIC TYPE R MUGEN CONCEPT」というコンセプトカーを展示している。
それから1年かけて、同社はそのコンセプトを熟成させ、2台の進化バージョンを生み出した。1台は「Group. Aコンセプト」、もう一台は「Group. Bコンセプト」。カスタマイズの方向性は同じなのだが、ユーザーのニーズや予算感に合わせて選べる選択肢を用意したというわけだ。
まずはGroup. Aから紹介すると、樹脂パーツを多用して、無限のレーシングスピリットを手軽に味わってもらおうというモデル。市販化もこちらのほうが早そうで、展示車両には各パーツの予定価格が記載されていた。
■リアウイングと1本出しのエキゾーストが大迫力
展示車両はフレームレッドだが、グロスブラックのフロントアンダースポイラーがサイドからリアへと回り込み、ワイド&ローを演出している。リアの顔つきがどうも違うなと思ったら、テールライトが無限オリジナルLEDに変更されていた。先代のFK8型でも支持を集めたヒットアイテムだそうだ。
足回りはノーマルのままのようだが、ホイールは無限の鍛造「FR10」を装着。タイヤはミシュランのパイロットスポーツ4Sでサイズは265/30ZR19だ。排気系はステンレス製のスポーツエキゾーストシステムで、シンプルな1本出しのテールパイプが精悍だ。
インテリアの撮影はかなわなかったが、ステアリングホイールやシフトノブを専用品に交換、さらにはセンターコンソールパネルをカーボン製に換装し、シートはフルバケットタイプのMS-Cに変更しているとのことだった。
こうしたカスタマイズのお陰で、Group. Aは18kgの軽量化と25%のダウンフォース増加を実現しているという。その性能は特に高速のワインディングなどで確認できるだろう。
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