■マツダ編
●NEW CX-5 & NEW CX-8
プレミアムブランド戦略を推進するマツダは、来年2022年に一世一代の大きな転機を迎える。
2019年にブランニューの後輪駆動プラットフォームのラージアーキテクチャ、2020年にはそのプラットフォームに搭載する縦置きの直6も発表。
それを搭載する新世代マツダの『第7世代商品群』の第1弾モデルとして、来年春にマツダ6がデビュー。
マツダの主力SUVのCX-5は、マツダ6同様に直6+FRとなり、2023年にデビューし、プレミアムSUVマーケットに新規参入する。
現在は効率を重視したFFベースのSUVが主流となっているなか、それに逆行するかのようなマツダの戦略が吉と出るか凶と出るか。
パワートレーンは、直6のガソリン&ディーゼルで、両方に48Vマイルドハイブリッド、ガソリンのみプラグインハイブリッドを用意する。
そしてCX-5の約1年後にデビューするCX-8は、現行同様にパワーユニットなどはCX-5と同じで、3列シートSUVとして進化を遂げる。
また、CX-8はCX-5を大型化したモデルではなく、日本未発売のCX-9のダウンサイジング版という位置付けも変わらない。CX-5もCX-8もデザインが売りとなるのは言うまでもなく、世界的にその美しさが話題になるのは確実だ。
ショー会場でそのプロトタイプを見たかったファンは多いはず。
●水素ロータリースポーツコンセプト
これぞ夢のコンセプトカー。もし開催されていれば、水素ロータリースポーツは東京モーターショーの超目玉だったはず。と、ベストカーは勝手に思っている。
水素燃料の実用化が現実味を帯びてきて、水素ロータリーの開発が再び始まったとの情報。関係者によると2023年にはプロトタイプを走らせることが可能というから、この秋にデザインコンセプトだけでも披露できたのではないかというのがその根拠だ。あながち的外れでもないはず。
最近元気のないマツダだが、ロータリースポーツの復活となれば注目度がグンとアップすること確実だし、社内の士気も上がるだろう。
2090年代当初から開発を続けてきた水素ロータリーだけに、ノウハウは蓄積されている。実現可能性は高いのだ!
●NEWマツダ6
マツダが満を持して開発を進めるラージ系FRプラットフォームを採用する第一弾がマツダ6だ。同時に新開発される直列6気筒3Lエンジンが搭載されるのもポイント。
SKYACTIV-Xのガソリンエンジンと、第2世代へと進化するクリーンディーゼルが搭載されることとなる。48Vマイルドハイブリッドが組み合わされる。クーペも開発中。
●CX-50
マツダブースでは新型のCX-5やCX-8のほかにもSUVのニューモデルが出展されただろう。新しいクーペタイプSUVのCX-50だ。
CX-50は同じく2023年春にフルモデルチェンジして登場する新型CX-5のクーペモデルという位置づけでデビュー予定。
CX-5は2012年に登場した初代も2016年に一新した現行型もFFベースだが、新型では新開発のFRラージプラットフォームと直6エンジン+48Vマイルドハイブリッドを採用。ひとクラス上のDセグSUVに生まれ変わる。
この新型CX-5がベースとなるCX-50もプレミアムクラスのSUVとして誕生。スタイリッシュなマツダデザインも魅力となりそうだ。
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