マークX エスティマ WRX STIは高騰か?? 生産終了となった名車たちの中古車相場

3代目エスティマ/生産終了によるプレミアム価格はない

2016年6月、フェイスリフトを含む大幅なビッグマイナーチェンジ(3度目のマイナーチェンジ)が行われた。ヘッドランプ(LEDクリアランスランプを内蔵したBi-Beam   LEDヘッドランプを採用)はアッパーグリルから連続してサイドまで回り込んだ薄型に変更するとともに、アッパーグリルを大口化し、バンパーコーナーを張り出した造形とした。リアのコンビネーションランプは立体的に造形した赤基調にするとともに、ストップランプはLEDライン発光、テールランプを面発光にした
2016年6月、フェイスリフトを含む大幅なビッグマイナーチェンジ(3度目のマイナーチェンジ)が行われた。ヘッドランプ(LEDクリアランスランプを内蔵したBi-Beam LEDヘッドランプを採用)はアッパーグリルから連続してサイドまで回り込んだ薄型に変更するとともに、アッパーグリルを大口化し、バンパーコーナーを張り出した造形とした。リアのコンビネーションランプは立体的に造形した赤基調にするとともに、ストップランプはLEDライン発光、テールランプを面発光にした

 続いては、天才タマゴの呼ばれた独特なワンモーションフォルムを採用した上級ミニバンのトヨタエスティマだ。

 最終型となった3代目エスティマは2006年に登場し、約13年というロングセラーモデルだった。

 長いモデルライフのなかで、2008年の最初のマイナーチェンジを皮切りに、2012年そして2016年6月に3度目のマイナーチェンジを行っている。

 3度目のマイナーチェンジでは内外装の変更をはじめ、衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンスC」の設定や、3.5LV6エンジンを廃止し、モデルの統廃合を行っている。

 現在、最終型エスティマの中古車の流通台数はモデルライフが長かったこともあり、約2050台と非常に豊富。

 2006年~2008年までの初期型は約718台、2008年~2012年までの前期型が565台。そして2012年~2016年までの中期型が約555台。

 そして2016年以降の後期型は約212台となっている。平均価格を見てみると、初期型はすでに底値に達しているようで、3カ月前の約43万円から現在は約42万円とほぼ横這い。

 前期型は約86万円から約79万円へと値落ち。中期型は約172万円から約162万円へと約10万円の値落ち。そして後期型は約277万円から約267万円へと値落ち傾向となっている。

 2012年のマイナーチェンジを境界線として中古車相場がグンと高くなっていて、生産終了による値上がり傾向は起こっていないといえる。

 全体の平均価格を見ると3カ月前の約90万円から年明けすぐに約100万円まで上昇したものの、現在は約93万円とトータルで見ると横這いといえる動きに留まっている。

 現在、最終型エスティマの中古車の価格帯は約10万~約358万円と非常に幅広く、100万円以下の中古車が約1130台と半数以上を占めている。

 グレードではエアロパーツを装着したアエラスが優勢で、最も多いグレードが2.4アエラス Gエディションで約390台。続いて、2.4アエラスが約280台と続いている。

 また、エスティマハイブリッドにも触れておくと、現在最終型エスティマハイブリッドの中古車の流通台数は約515 台。平均価格は3カ月前が約162万円で、今月は約164万円となっており、ほぼ横這い。

 ガソリン車と同様に生産終了の影響はほとんど出ていない状況だ。エスティマハイブリッドの中古車の価格帯は約20万~約480万円で、低価格車は走行距離20万KMを超えている。

 グレード構成はエアログレードのアエラスが設定されたのが遅かったこともあり、2.4Gや2.4Xが主流となっておりガソリン車と異なっている。今後走行距離の少ない中古車が減っていくに連れて、中古車相場も値落ちしていくと考えられ生産終了によるプレミアム化はほとんどないと考えられる。

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