【セリカ、パルサー、インプレッサ、ランエボ…】往年の超名車 最強ラリー車は中古で狙え

三菱ランサーエボリューション

第1世代はエボI~IIIの3モデルあり、最も人気が高いのが大型リアスポイラーを装着したエボIII。中古マーケットではプレ値がつけられていることも少なくない

 続いては、インプレッサやセリカと激しいチャンピオン争いを繰り広げた三菱ランサーエボリューションだ。

 1995年のスウェーデンラリーでランエボIIが初優勝を飾ると、1996~1999 年にはトミ・マキネンが4年連続でドライバーズタイトルを獲得。

 そして1998年にはマニファクチャラーズタイトルを獲得し、悲願のWタイトルに手が届いたのだった。

 WRC参戦車となったランサーエボリューションンはI~IIIの第1世代。IV~VIの第2世代。VII~IXの第3世代そしてXの第4世代とわけることができるが、ここではWRCに関係の深い第1と第2世代の中古車事情を紹介する。

第2世代はエボIV~VIで、写真のエボVから全幅が1770mmとなった。この拡幅はWRCのレギュレーションに合わせて行われた

 第1世代のランサーエボリューションは1992年に発売されたエボI、1994年のエボII、そして1995年のエボIIIまでを指す。中でもマキネンがドライブするエボIIIはWRCで圧倒的な強さを誇った。

 第1世代のランエボの中古車はわずか7台しか流通しておらず、価格帯はランエボIIが約180万~約258万円。ランエボIIIが約200万~約425万円とすでにプレミアム価格となっている。

 いっぽう、1996年に登場したランエボIVから1998年のランエボV、そして1999年のランエボVI、2000年のランエボVIトミマキネンエディションまでの第2世代ランエボの中古車の流通台数は約31台。

第2世代でナンバーワン人気がトミマキネンエディションで、VIの改良版のため6.5と呼ばれることもある。手に入れるにはかなりの出費の覚悟が必要だ

 価格帯はランエボIVが約79万~約168万円。ランエボVは約99万~約290万円。ランエボVIは約128万~約220万円。

 そしてランエボVIトミマキネンエディションは約248万~約490万円となっており、ランエボVIトミマキネンエディションの価格の高さがひときわ目立っている。

ランチアデルタHFインテグラーレ

 そして、最後はWRCにおいて、国産メーカーのライバルとして立ちはだかったランチアデルタです。

 HFインテグラーレに搭載された2L直列4気筒ターボエンジンは最終的には215psを発生し、駆動方式はフルタイム4WDを採用したホットハッチです。

ランチアデルタインテグラーレのエボIIをベースにした限定車が数多く発売された。写真はイエローボディがまぶしいジアッラ。クラシカルな雰囲気になってきた

 現在、デルタの中古車は約12台流通していて、価格帯は約257万~約700万円で、応談という中古車も増えています。

 WRCに勝つために開発されたラリーコンペティションマシン。開発者の勝利に掛ける意気込みがこもったマシンばかりです。

【画像ギャラリー】闘うクルマは美しい!! ラリーコンペティションの雄姿!!

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