■ソフトトップもRFも買い時!
まずは、ソフトトップのロードスターから。現行型ロードスターの中古車の流通台数は約370台。3カ月前の年始の時点では約400台だったので、減少傾向となっている。中古車の平均走行距離は3カ月前の時点が約1.5万kmで、現在は2万kmまで延びており、この動きにリンクするかのように平均価格は約222万円から約208万円へとわずか3カ月で14万円という大幅な値落ちを記録している。
現行型ロードスターの中古車の価格帯は約120万~約310万円で、100万円以下の中古車はなく、その一方で280万円以上というプライスが付いたクルマの走行距離は1000km以下のおろしたて中古車が中心だ。
グレード構成は、デビュー当初から販売されている「15S スペシャルパッケージ」が約54.7%を占めており圧倒的。次いで「1.5Sレザーパッケージ」、「1.5RS」と続き、キャラメルトップやシルバートップという特別仕様車は非常に少ない。また、モータースポーツ参戦用モデルの「NR-A」も11台流通していて、価格帯は約169万~約240万円となっている。
一方のロードスターRFの中古車の流通台数は現在約140台で、3カ月前は約200台も流通していたので、ソフトトップ車以上に減少傾向が顕著となっている。
中古車の平均走行距離は3カ月前の約8000kmから現在は約1万4000kmと大幅に延長され、その影響で、中古車の平均価格は3カ月前の約277万円から現在は約255万円へとわずか3カ月で22万円という暴落ともいえる値落ち幅を記録している。つまり現行型ロードスターはソフトトップ、RFともに値落ちしていて、今が買い時と言える状況なのだ。
ロードスターRFの中古車の価格帯は約140万~約600万円で、まだ150万円を切る中古車はまだ少なめだ。一方500万円を超える高価格車は2019年に発売された特別仕様車の30周年記念車の中古車となっている。
グレード構成は「2.0VS」が約92台と最も多く、ほぼ66.7%を占めている。しかしMT車はわずか13台とかなり少ない。続いて多いのは約26台の「RS」だが、こちらはすべてMT車なので、RFのMT車の購入を考えているのならば、RSのほうが探しやすいと言える。
コロナウィルスの影響で、外出が自粛されているが、解禁となった時にはロードスターでオープンエアを満喫すれば、最高の気分になるのは間違いないだろう。それまで、じっくりとクルマ探しに専念し思いを巡らせてもらいたい。
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