カリーナEDとペルソナ 世界を驚かせた不朽の名4ドアHT車は今いくら?


デザイン最優先の走るリビングルーム「マツダペルソナ」

1988年11月~1992年3月まで販売されたマツダペルソナ

 なかでも、カリーナEDのライバルとして登場したのが、1988年11月に登場したマツダペルソナだ。

 カペラをベースとした4ドアピラーレスの4ドアクーペ(ハードトップ)、ペルソナは、ラウンジやリビングのソファーを思わせるリアシートが特徴だった。

 車名のペルソナ(PERSONA)はラテン語で“人、個人”を意味する。「人の感性を大切にしたい」との思いを込めて命名された。

リアシートはクルマのシートというよりは、リビングにあるソファーに近い

 「インテリアイズム」ならびに「ビューティフル・クルージング」というキャッチフレーズの元、女優のイングリッド・バーグマンをイメージしてデザイン最優先で作られた。 

 ペルソナのスタイリングは柔らかいボディラインを基調とし、ほのかな色気を漂わせていたことが特長である。

 細部も凝っており、七宝を埋め込んだフロントオーナメント、凹型形状の大きなテールランプ、アーチ型のピラーラインなどが個性を主張した

 ファブリックのA仕様と本革シートのB仕様というグレードを用意し、またペルソナの姉妹車としてユーノス300も1989年10月に設定された。

 初代カリーナEDとは違い、デビュー当初を除いて販売成績は振るわず、1990年3月にエンジンをDOHC16V化(115ps)するなどのマイナーチェンジを実施したが奮わず、ユーノス300も不振をきわめた。

 1992年3月、残念ながら一代限りで姿を消し、実質的な後継モデルとなるアンフィニMS-8やユーノス500などに道を譲ることとなった。

 パワートレインは基本的にカペラからのキャリーオーバーで、140psの2Lと97ps(後に115ps)の1.8L、直4の2種類。トランスミッションはそれぞれに5速MTと4速ATを組み合わせている。

ペルソナのボディサイズは全長4550×全幅1695×全高1335mm

■ペルソナ中古車相場:流通台数1台、価格は約70万円

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 中古車もわずかに1台流通しているだけで、ファブリックシートのA仕様が約70万円のプライスが付いている。30年前の中古車にこれだけの価格が付いているのは、クルマの歴史的価値が十分にあるということだ。

 しかし、新車だった当時カリーナED対ペルソナという構図で、圧倒的にカリーナEDの勝利だったが、中古車では、その差がなくなっているのが中古車の醍醐味といえるだろう。

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