三菱GTOの中古はもう迷ってる時間なし!! 90年代を代表する直線番長!!

三菱GTOの中古はもう迷ってる時間なし!! 90年代を代表する直線番長!!

 「GTO」と聞くと、世の中には漫画の『GTO』(グレート・ティーチャー・オニヅカ)(藤沢とおる著)をまず思い浮かべる人が多いだろうが、ベストカーwebを良くご覧になってくださっている人にとって「GTO」と言えば、もちろん1990年に登場したスポーツカーを思い浮かべるはず。

 今回はそんな、かつて「直線番長」といえば…と代名詞のように語られた往年の名車、三菱GTOの中古車相場の動きを調査、報告したい。

文:萩原文博、写真:三菱、日産、マツダ

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三菱GTOはどんなクルマだったのか

日産R32型スカイラインGT-R(1989年~1994年)
日産R32型スカイラインGT-R(1989年~1994年)

 まだ国産車に最高出力280ps規制が存在した1990年代。国産車のビンテージイヤーと呼ばれている1989年には日産R32型スカイラインGT-R、Z32型フェアレディZが登場。

 そして1990年には初代ホンダNSX、70型トヨタスープラ2.5ツインターボが登場した。

 国産スポーツカーによるパワーバトルが繰り広げられているまっただ中の1990年に、三菱GTOは登場したのだ。当時自動車メディアでは“直線番長”と言われたGTOは、デビュー以降マイナーチェンジを重ねて、2001年8月まで販売された。

三菱GTO(1990年~2001年)
三菱GTO(1990年~2001年)

 生産終了から19年が経過した三菱GTOについて紹介しよう。三菱GTOは映画やドラマの劇中車として活躍したスポーツカー、スタリオンの後継車として、新時代のスーパー4WDスポーツカーというキャッチフレーズで1990年10月に販売開始した。

三菱スタリオンの後継モデルとしてGTOが誕生した(三菱スタリオン 販売時期:1982年~1990年)
三菱スタリオンの後継モデルとしてGTOが誕生した(三菱スタリオン 販売時期:1982年~1990年)

 GTOはクルマがもつ高い性能をスキルの異なるドライバーが誰でも、より安全・快適により自在に楽しむことができるように4輪全てを駆動させると同時に操舵・制御についても高度に4輪を制御するという“オールホイールコントロール(AWC)”の考え方に基づいて開発されたモデルだ。

 駆動方式にはFRが主流の中FFをベースとしたクラス初の三菱独自のVCU(ビスカスカップリング)制御センターデフ方式のフルタイム4WDをはじめ、4WS(4輪操舵)、ECS(電子制御サスペンション)ABSなどの電子デバイスを積極的に搭載し優れた走行安定性を発揮している。

三菱独自のフルタイム4WDと電子デバイスを積極的に搭載し優れた走行安定性をもつクルマだった
三菱独自のフルタイム4WDと電子デバイスを積極的に搭載し優れた走行安定性をもつクルマだった

 さらに、高速走行時の車体揚力を低減し、安定性を向上させるため、時速約80km以上でフロントベンチュリーカバーとリアスポイラーを自動的に可動させる「アクティブエアロシステム」を一部グレードに採用するなどハイパワーなエンジンを様々な電子デバイスによって制御するマシンだ。

 GTOに搭載されているエンジンは2種類で、最高出力280ps、最大トルク42.5kgmを発生する3L V型6気筒ツインターボ。そして最高出力225ps、最大トルク28.0kgmを発生する3L、 V型6気筒DOHCで、トランスミッションはツインターボがゲドラグ製の5速MT、自然吸気は5速MTと4速ATが組み合わされる。

 1993年8月に行われたマイナーチェンジで、内外装の変更。外観ではリトラクタブルヘッドライトから4灯固定式のプロジェクターランプに変更された。

マイナーチェンジを数回行い、内外装、ターボチャージャー等が変わった(写真はGTO最終型)
マイナーチェンジを数回行い、内外装、ターボチャージャー等が変わった(写真はGTO最終型)

 さらにターボチャージャーが変更されトルクアップすると同時にツインターボ車のトランスミッションは6速MTに変更された。1996年8月のマイナーチェンジで再び内外装を変更し、この時点でGTOの特徴だったアクティブエアロシステムが廃止された。

 そして、1998年8月に最後のマイナーチェンジを行い、大型リアスポイラーの採用やフロントウィンカーのコンビネーションランプ化などを行った。このほかにも数々の変更が行われている。それでは、GTOの最新の中古車事情を見てみよう。

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