現行ベンツCクラス中古が180万から狙える? 間もなく新型登場でチャンス到来!?

現行W205型の中古車が狙い目な理由

 であるならば、真に考えるべきは「現行W205型ベンツCクラスの中古車」についてだ。

 2014年7月に日本へ上陸したW205型ベンツCクラスは、それまでのCクラスとは一線を画すというか、「ほとんどEクラス!」と思えるほどのクオリティとビジュアルを伴って登場した、非常に好ましいプレミアムサルーン。

 その魅力と機能はいまだ陳腐化していないため、状態のいいW205型の中古車をほどほどのお値段、具体的には「200ウン十万円ぐらい」で入手できるのであれば、それで十分以上にウルトラハッピーになれるはずなのだ。

 ではそのW205型ベンツCクラスの中古車は今、いくらで入手できるのか?

 結論から申し上げると「車両価格180万円から!」ということになるのだが、もちろんW205型の中古車とひと口に言っても、その内容はさまざまであるため、順を追ってモロモロご説明しよう。

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2018年6月までのCクラス前期型中古車が狙い目か?

スポーティなアバンギャルド。ボディサイズは、全長4690×全幅1810×全高1445mm、ホイールベース2840mmで、サイズ的にはEクラスに接近している
スポーティなアバンギャルド。ボディサイズは、全長4690×全幅1810×全高1445mm、ホイールベース2840mmで、サイズ的にはEクラスに接近している
AMGパーツを装着したAMGライン
AMGパーツを装着したAMGライン

 まずは「前期型」から。2014年7月の初上陸ぶんから、2018年7月に行われたビッグマイナーチェンジまでの世代が、ざっくり前期型と呼ばれている。実際はその間にも細かな仕様変更はあったが、まぁそこはある程度無視しても問題はない。

 で、前期型W205型の主なグレードの概要と、その中古車事情はおおむね下記のとおりである。

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●C180
・概要:受注生産だった最廉価グレード
・エンジン:1.6Lターボ
・特徴:装備類はややショボい
・流通量:かなり少ない
・相場:170万〜200万円
・コメント:安いが、装備的にややショボいので非推奨


●C180アバンギャルド
・概要:ちょい安めな売れ筋グレード
・エンジン:1.6Lターボ
・特徴:サスは金属バネ
・流通量:多い
・相場:180万〜280万円
・コメント:1.6Lターボ+金属バネでも性能とフィーリングは十分以上。これのレーダーセーフティパッケージ付きで、なおかつ状態の良い個体が車両価格が200万円ちょいで見つかったら買い推奨


●C180アバンギャルド AMGライン
・概要:上記にスポーティな内外装部品が付加された売れ筋パッケージ
・エンジン:1.6Lターボ
・特徴:カッコいい
・流通量:多い
・相場:180万〜320万円
・コメント:新車時価格が36万円ぐらい高かっただけあり、中古車もC180アバンギャルドよりは少し高め。だが車両230万円前後でも低走行なレーダーセーフティパッケージ付きが見つかるはず。買い推奨


●C180 ローレウスエディション
・概要:2017年7月発売の特別仕様車。内外装に「AMGライン」を装着し、「パーキングパイロット」も標準装備
・エンジン:1.6Lターボ
・特徴:カッコいい。新車はお買い得だった
・流通量:多い
・相場:260万〜350万円
・コメント:新車時はかなりお買い得な「販促モデル」だったが、中古車相場はC180アバンギャルドより少々高め。前期型の中古車に200万円台後半以上の車両価格を投じる気があるなら、まぁ悪くない選択ではあるが……


●C200アバンギャルド
・概要:2Lターボの売れ筋グレード
・エンジン:2Lターボ
・特徴:サスは金属バネだが、パッケージオプションとしてエアサスも選択可能だった。装備やオプションの選択範囲はC180系より充実
・流通量:多い
・相場:180万〜320万円
・コメント:1.6LのC180系でも十分ではあるのだが、こちらはパワーも装備も「さらにちょっとずつ良い」といった感じ。状態の良い個体が車両230万円前後ぐらいで見つかったなら買い推奨

アバンギャルドのエクステリア。ボディサイドのキャラクターラインはEクラスは真横に延びているのに対し、Cクラスはリアドアにかけて下に向けて流れている
アバンギャルドのエクステリア。ボディサイドのキャラクターラインはEクラスは真横に延びているのに対し、Cクラスはリアドアにかけて下に向けて流れている


●C200アバンギャルド AMGライン
・概要:2Lターボの売れ筋グレード
・エンジン:2Lターボ
・特徴:エアサス(AIRMATICサスペンション)が標準装備。AMGラインのスポーティな内外装も魅力
・流通量:とても多い
・相場:190万〜440万円
・コメント:クルマの出来と装備はほぼ文句なし。状態の良い中古車のプライスは「250万円前後から」というのが目安。このプライスに納得感があるならば買い推奨


●C200 スポーツエディション
・概要:左ハンドルの特別仕様車
・エンジン:2Lターボ
・特徴:C200アバンギャルドにエアサスを含むAMGラインなどを装着し、右ハンドルではなく左ハンドルとしたもの。人工皮革シートの「ベース仕様」と、本革シートの「本革仕様」がある。
・流通量:少ない
・相場:260万〜350万円
・コメント:左ハンドルを好む人には面白い選択肢だが、いかんせん流通量が少なく、相場もちょい高め


●C200 4マチック アバンギャルド(およびアバンギャルド AMGライン)
・概要:4WD+9速ATのC200アバンギャルド
・エンジン:2Lターボ
・特徴:トランスミッションが7速ATから9速ATとなり、4MATIC(4WDシステム)を搭載して2017年2月に登場
・流通量:やや少ない
・相場:300万〜490万円
・コメント:クルマとしては魅力的だが、「先代の中古車」を買う値段としてはちょっと高すぎるか?


●C220dアバンギャルド
・概要:ディーゼルターボの標準グレード
・エンジン:2.1Lディーゼルターボ
・特徴:トランスミッションは9速ATで、ディーゼルターボエンジンはトルクフルなだけでなく、意外とスポーティなフィーリングも
・流通量:少ない
・相場:320万〜350万円
・コメント:ナイスな選択肢だが、なぜか流通量が少ない。ディーゼルのW205型を狙うなら、後述するC220dアバンギャルド AMGラインのほうが圧倒的に探しやすい


●C220dアバンギャルド AMGライン
・概要:上記にスポーティな内外装部品が付加された売れ筋パッケージ
・エンジン:2.1Lディーゼルターボ
・特徴:カッコいい。トルクフル
・流通量:やや多い
・相場:230万〜330万円
・コメント:ナイスな選択肢で、流通量もそれなりに多い。ただ、走行距離少なめの物件は200万円台後半以上の車両価格となる場合が多い

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Cクラスは高速道路でのスタビリティ、操縦安定性は高く評価されている
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2014年7月デビュー時のCクラスのコクピット
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ヘッドクリアランスはやや不足がちだが充分な広さを持つリアシート
ヘッドクリアランスはやや不足がちだが充分な広さを持つリアシート

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