スカイラインGT-R全体に言えることだが、相変わらず中古車相場が高騰しており、下がる気配は微塵も感じない。そんななか、なんとR32GT-R NISMOの中古車が1850万円で売りに出ているのを発見した!
さっそく、伊達軍曹が1850万円で売っているショップに駆け付け実車を見に行った! なんと走行約7000km、ワンオーナーという博物館級だった!
なぜ今、R32GT-Rの高騰が続いているのだろうか? 最新の中古車事情を伊達軍曹がお届けしよう。
文/伊達軍曹
写真/伊達軍曹 日産自動車
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■依然としてR32GT-Rの相場高騰が止まらない!
先日は都内販売店の店頭に車両価格1850万円の1990年式が登場。こちらは、全日本ツーリングカー選手権に参戦するため500台限定で生産されたホモロゲーション取得用モデル「GT-R NISMO」で、なおかつ走行約7000kmのフルノーマル車ということで、高値となるのはもちろん納得である。
だがそれにしても「1850万円」というプライスは強烈だ……ということで、販売店に連絡を入れたうえで実車を見に行ってみると、確かにそれは博物館級の個体であった。
こちらの希少物件を販売している東京都世田谷区の『Ge3’ys(ジェミーズ)』は、筆者はこれまで「希少輸入車の専門店」と理解していたのだが、取材対応していただいた営業部の川崎伸幸さんによれば「クルマの国籍には特にこだわっていません。貴重と思える“一点モノ”でさえあれば、輸入車・国産車にかかわらず仕入れ、販売させていただいております」とのこと。
そして確かにこのGT-R NISMOは「貴重な一点モノ」である。
1990年式ゆえ、間違いなく今から30年前に作られたクルマであるはずだが、どこからどう見ても「2018年ぐらいに製造され、屋内ガレージを持つ人物がそれを購入し、大事に保管しながら累計7000kmほどの距離を走ってみた」ぐらいのコンディションなのだ。
ちなみにR32型スカイラインGT-Rの「GT-R NISMO」とは、タービンがセラミックからメタルに変更され、エキゾーストマニホールドも専用品を使用。そしてさらに軽量化のため、エアコンとオーディオ、リアワイパー、ABS、インタークーラーグリルが省略され、車両重量1400kgまでの軽量化が図られた。
だがさすがにエアコンはオプションとして装着する人も多かったわけだが、こちらの販売車両はこだわりのフルノーマルゆえ、エアコンは付加されていない。そのあたりの「オリジナル度の高さ」も、この個体が博物館級と言える理由だ。
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