いっこうに下がらないベンツGクラスの中古車最新事情 狙い目はこの年式 このグレードだ!

■中古車価格600万~800万円

2013年にはクリーンディーゼルのG350dの販売を開始。Gクラスでは日本で23年ぶりのディーゼルエンジン搭載車となり人気も急上昇した
2013年にはクリーンディーゼルのG350dの販売を開始。Gクラスでは日本で23年ぶりのディーゼルエンジン搭載車となり人気も急上昇した


【車両価格600万~800万円】
■探せる年式:2001~2016年式
■走行距離:約1万~約12万km
■探せるグレード:G350ブルーテック ロング、G350dロング、G550ロング、G550ロング エディションセレクトなど
■コンディション:良いものが多い

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 400万~600万円が「一応いろいろ探せる」というゾーンだとしたら、こちら600万~800万円は「かなりいろいろ探せる」というゾーンだ。

 具体的には、2013年9月に登場したディーゼルターボエンジン搭載グレードのG350ブルーテック ロングや、その改良版である2016年1月以降のG350dロング、2011年8月に発売されたなかなかカッコいい限定車であるG550ロング エディションセレクトなどである。

 また古い世代(中期型)だが、かなりコンディション良好な希少ワンオーナー車が狙えたりするのも、この価格帯の特徴だったりする。

2012年のマイナーチェンジでインテリアデザインも変更。オーディオやナビを操作するコマンドシステムを採用した
2012年のマイナーチェンジでインテリアデザインも変更。オーディオやナビを操作するコマンドシステムを採用した

 AMGモデルでは、スーパーチャージャー付きV8世代のG55 AMGロングの低走行物件が普通に探せるようになるが、最高出力544psの5.5L、V8ツインターボとなった2012年8月以降のG63 AMGロングは、さすがに800万円以下では探すことができない。

 このゾーンの上に「1000万円超の世界」というさらなる高級ゾーンが広がっているわけだが、「ほどほどのお金持ち」が先代Gクラスの中古車を探すのであれば、こちら600万~800万円のゾーンがおおむね適切だと言えるだろう。

■中古車価格1000万円~

2017年11月に発売された特別仕様車「G350d designo manufaktur Edition(デジーノ マヌファクトゥーア エディション)」
2017年11月に発売された特別仕様車「G350d designo manufaktur Edition(デジーノ マヌファクトゥーア エディション)」

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 Gクラスの中古車は800万円以下でほぼほぼ狙えることがわかったところで、最後に魅惑の「1000万円超級の世界」を少しだけ覗いてみよう。

 1000万円超の予算を用意できるのであれば、先代Gクラスの中古車は「カッコよくて程度のいいやつが選びたい放題」という状況に変化する。

 具体的には、車両1050万円ぐらいでG350dロングやG550ロングの超低走行物件を探すことができ、車両1100万円ぐらいからは、2017年11月に発売された特別仕様車「G350d designo manufaktur Edition(デジーノ マヌファクトゥーア エディション)」というかなりステキな一台も検討対象に入ってくる。

 AMGモデルでは、600万~800万円のゾーンでは無理だった5.5L、V8ツインターボのG63 AMGロングの低走行物件が、けっこう余裕で見つかるのもこの価格帯である。

 またそのほか実際に買う人がいるかどうかはさておき、究極のオフロード性能と究極の快適性を両立させた「G550 4×4スクエアード」も、2000万~3000万円付近で探すことができるだろう。

 1000万円超で販売されている末期型先代Gクラスの良質物件、特に希少限定車やデジーノ内装などが装着された個体は、さほど走行距離を延ばさずキレイに維持しておけば、リセール価格はかなり高い。

 それゆえ実は大いにお薦めなのである……って、そもそも1000万円超のクルマなんて筆者は買えないのですが……。

G550 4×4スクエアードは中古市場でも超高額をキープ。2016年4月4日~5月31日までの期間限定で、車両価格3510万円で販売された
G550 4×4スクエアードは中古市場でも超高額をキープ。2016年4月4日~5月31日までの期間限定で、車両価格3510万円で販売された

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