失敗があるからこそ今がある! ホンダの失敗作は今激安か?

■ホンダZ 1998年10月~2002年8月

軽自動車規格が改訂された1998年にホンダ初の軽SUVとしてデビューしたZ。水中メガネの愛称で親しまれた初代Z以来、24年ぶりに車名復活
軽自動車規格が改訂された1998年にホンダ初の軽SUVとしてデビューしたZ。水中メガネの愛称で親しまれた初代Z以来、24年ぶりに車名復活

ホンダZの中古車情報はこちら!

 続いては軽自動車のホンダZをピックアップ。2代目となるホンダZは軽自動車の規格変更が行われた1998年10月から2002年まで販売された軽SUV。

 ホンダZは当時ホンダが提案していた「K・ムーバー」シリーズの一つ。

 「Small is Smart.」の考えを基に、安全・環境性能などの基本機能を世界トップレベルまで徹底追求しながら、軽自動車が本来持つ実用性、経済性といった利便性はもちろん、乗る人の楽しさを追求した新しい価値を創造するスモールカーとなっている。

 ホンダZの最大の特徴は、革新のプラットフォーム「UM-4(アンダーフロアミッドシップ4WD)」。

 これはエンジンを後席の床下に配置したアンダーミッドシップレイアウトを採用し、前後の重量バランスを50:50と理想的な配分とすることで、高い走行性能、優れた操縦安定性、広い居住空間そして当時世界最高水準の衝突安全ボディやクリーンな排出ガスなどを達成したスグレモノだ。

 Zターボにはタイムラグの少ないハイレスポンスの直3ターボエンジンを搭載。さらにオプションでリア・ヘリカルLSDを設定していた。

エンジンをフロア下のミドに縦置きし、4WDと組み合わせたUM-4を採用。重量配分の最適化と室内スペースの拡大に大きく貢献した画期的技術だった
エンジンをフロア下のミドに縦置きし、4WDと組み合わせたUM-4を採用。重量配分の最適化と室内スペースの拡大に大きく貢献した画期的技術だった

 現在、2代目ホンダZの中古車の流通台数は約39台。3カ月前の2020年12月の時点では約55台流通していたので、減少傾向となっている。

 平均価格は3カ月前そして現在ともに約24.9万円と横這いで推移しており底値といえる状況だ。中古車の価格帯は約7万~約48万円。グレード構成は約18台がターボ車。約19台が自然吸気車。ほとんどの中古車の走行距離が10万km超となっているが、価格が付くというのは根強い人気があるということだ。

■エディックス 2004年7月~2009年8月

3×2(スリーバイツー)というパッケージを特徴とするミニバン。ショート&ワイドのプロポーションを持つ5ドアボディに、3座×2列の6座独立式のシートレイアウトを採用
3×2(スリーバイツー)というパッケージを特徴とするミニバン。ショート&ワイドのプロポーションを持つ5ドアボディに、3座×2列の6座独立式のシートレイアウトを採用

エディックスの中古車情報はこちら!

 続いて紹介するのは、2004年7月から2009年8月まで販売されたミニバンのエディックス。全長4300mmというコンパクトなボディに多彩なコミュニケーションが楽しめる「3×2(スリーバイツー)」という3席×2列の6人乗りの革新的なパッケージが特徴だ。

 3席×2列の6座を独立させたことで、前後のセンターシートをロングスライドさせたV字シートレイアウトにより、全幅を抑えつつ横3人掛けを実眼。さらに、6人が乗っても439Lという大容量を確保できるラゲージスペースを確保している。

 またフロントセンターシートはロングスライド機構を設けることで、インストルメントパネルおよび展開時のエアバッグと距離を十分に確保し、乳幼児シートを除くチャイルドシートの装着を可能としている。

 ただ、全幅が1795mmというワイドボディーのため、最小回転半径が5.2mとやや取り回しに難があった。搭載されているエンジンは当初、1.7L&2L、直4エンジンで、2006年11月のマイナーチェンジで1.7Lエンジンが廃止され2.4Lエンジンへと変更されている。

フロントセンターシートは子供の乗車も充分に考慮。万一の衝突時の安全性とドライバーの操作性への影響を徹底検証し、シートのスライド位置を設定
フロントセンターシートは子供の乗車も充分に考慮。万一の衝突時の安全性とドライバーの操作性への影響を徹底検証し、シートのスライド位置を設定

 現在ホンダ エディックスの中古車の流通台数は約58台。3カ月前の時点では約75台流通していたので、減少傾向となっている。

 中古車の平均価格は3カ月前が約31万円で、今月は約27.2万円と値落ち傾向だ。中古車の価格帯は約7万~約62.5万円と幅広く、グレード構成は1.7L車が約12台、2L車が約35台。そして2.4L車は約11台となっており、パワーと税金面のバランスの良い2L車が狙い目だ。

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