人気車というのは、時代とともに変化するもの。トヨタの商品ラインナップを見ても、フラッグシップのランドクルーザーから最小サイズのライズそしてピックアップトラックのハイラックスを加えた8モデルを用意するSUVが現在の人気車となっていることは疑う余地はない。
しかし、現在から約25年前。バブル景気が弾けた1995年から2000年代半ばまでの人気車といえば、ステーションワゴンだった。それは車種ラインナップを見れば一目瞭然で、トヨタはクラウンエステート、カルティナ、アベンシス。日産はステージア、アベニール、プリメーラワゴン、ウイングロード。ホンダはアコードワゴン、オルティア、三菱はランサーセディアワゴン、リベロといったように充実したラインナップとなっていたのだ。
このステーションワゴンブームを築いたモデルといえば、スバルレガシィツーリングワゴンである。なかでも1993年〜1997年にかけて販売された2代目モデルはスポーツワゴンというポジションを確立し、レガシィ一強時代の礎を作ったモデルである。
ここでは、レガシィツーリングワゴンの歴史を振り返りつつ、レガシィ人気を不動のものとした2代目を中心に4代目モデルまでの中古車相場を見ていきたい。
文/萩原文博
写真/スバル
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