■FFに4WDに個性豊かなスポーツも忘れるな!!
スポーツカーはFRだけではない!! というのも日本には独自進化を遂げたFFコーナリングマシンや、ハイテク電子制御で”曲がる”4WDもある。そんな個性派スポーツもいまがねらい目。4車種の見極めポイントと、その市場動向をみていこう。
【三菱 ランサーエボリューションVII~IX MR】115万円~125万円
■昨年末から続いていた値落ち傾向も1月中旬に収まり、その後は横這いで推移している。以前に比べて、走行距離の少ない中古車が増えている
エボVII以降の第三世代ランエボは、ベース車ランサーセディア開発初期から、エボのことを強く意識した設計で、サーキットでもラリーでも大活躍した傑作車。
4G63エンジンはトルクフルでタフ。車重も4WDのターボながら、1400kg級とかなり軽量というのが大きな強み。
エボVIIでACDが採用され、エボⅧでスーパーAYCがプラス。エボIXではエンジンに可変バルタイのMIVECが加わり完成の域に。前記のとおりタフなのがランエボの長所なので、ノーマルなら大きなトラブルはほとんどない。
購入するなら”全部乗せ”、第3世代ランエボの完成形とも言えるエボIXのGSRか、エボIXMRのGSRがベストだ。(藤田竜太)
ベストカーWeb編集部セレクトの1台はこれだ!!
【スバル インプレッサSTI】130万円~140万円
■平均価格は138万円付近を横這いで推移している。流通している中古車のなかにはS203やS204といったスペシャルなモデルも見つけやすくなった
年次改良で細かくアップデートしていくスバルのクルマだけに、中古で手に入れるとなるとどのモデルをチョイスするかが大きなカギとなる。
この2代目インプレッサのSTIモデルの場合、大きく分けて丸目の前期型、2002年11月以降の涙目ヘッドライトと呼ばれる中期型、2005年6月以降の鷹の目ヘッドライトと呼ばれる後期型がある。
オススメはエンジン、シャシーに大きな変更が加えられて熟成度が高まった中期型、いわゆるC型以降。等長エキマニが採用されてボクサーサウンドは薄れたが、トルク特性が改善された。丸目前期型は古くなりパーツも少なくなっているので、そのあたりも注意が必要だが、C型以降は比較的パーツも豊富。
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【インテグラタイプR】120万円~125万円
■この3カ月でわずか4万円の値落ちという実質的には横這いという動き。100万円以下の中古車では走行距離10万㎞超が中心となっている
ホンダが誇るVTECにVTCをプラスしたi-VTECのK20Aエンジン搭載の2代目インテR。中古車は70万円ぐらいから見つかるがあまり安い個体には手を出したくない。
魅力はやはりエンジンだが、走行距離が10万kmを超えている個体は賞味期限が切れている可能性が大。
距離が短くてもオーバーレブや、サーキット走行でのオイルの片寄などでメタルが傷んでいるクルマも多いので、何台か試乗し、乗り比べて、エンジンが元気なクルマを選びたい(エンジンO/Hが必要になると、50万〜60万円コース)。
エンジンマウント、ドライブシャフト、ハブなども早めの交換がオススメ。ホイールは純正(サイズ、インセット)がベターだ。(藤田竜太)
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【シビックタイプR】210万円~220万円
■歴代シビックタイプRで最も中古車の流通台数が豊富なのがこの3代目。平均価格はゆるやかな値落ち基調。高価格車のなかに無限RRも流通している
2007年3月〜2010年9月の短期間の販売だったFD2型シビックタイプRは、貴重な4ドアセダンボディのタイプRとして今なお高い人気を誇るモデル。エンジンは2代目インテRと同じ2LのK20A型だが225psにパワーアップされている。
エンジン本体についてはインテR同様、10万㎞あたりがターニングポイントで、しっかりとメンテをしていない個体だと『オイシイ』部分を味わえない可能性が高いので、しっかりと試乗をしてトップエンドの吹け上がりや伸びのよさなどを確認したい。
特にサーキット走行を繰り返した個体はエンジンにダメージが出ている可能性も高く、オーバーホールとなると最低50万円コースとなる。
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