■N-BOXはタマ数の多いL系グレードが狙い目
まずは軽自動車のキングと呼べるホンダN-BOXから。現行型のN-BOXは2017年8月にフルモデルチェンジを行い登場した。N-BOXとN-BOXカスタムというモデル体系は先代と変わらないが、シャシー、エンジンなど一新。さらに運転支援システムのホンダセンシングを全車標準装備するなど、さらに商品力に磨きを掛けた。
2019年10月に一部改良を行い、運転支援システムのホンダセンシングの性能を向上させたのをはじめ、快適装備を充実させている。
そして2020年12月に初のマイナーチェンジを実施。内外装の変更に加えて、ホンダセンシングに後方誤発進抑制機能用のソナーセンサーを4個に増やしたことで、後方の障害物の接近を検知してドライバーに注意を促すパーキングセンサーシステムが追加されている。
現在、現行型N-BOXの中古車のなかで2020年~2021年式、走行距離500km以下という条件で検索すると、約1986台がヒットする。そのうち2020年12月に行ったマイナーチェンジ後のモデルが約1097台となっており、半数は商品力が向上したマイナーチェンジ後のモデルなのだ。
N-BOXのおろしたて中古車の価格帯は約100万~約259万円。グレードで最も多いのがマイナーチェンジ後のカスタムL。続いて、マイナーチェンジ前の660G Lホンダセンシング。そして、マイナーチェンジ後の660Lだ。
こうして見ると、N-BOXは標準車、カスタムともにマイナーチェンジ後のLグレードが狙い目となっていて、一方で割安さを追求するのであれば、マイナーチェンジ前の660G Lホンダセンシングがオススメだ。
■スペーシアの新古車はなんと3000台以上ヒット!
続いては、スズキスペーシア。2代目となる現行型スペーシアは2017年12月に登場した。軽量・高剛性を両立したハーテクトと呼ばれる新プラットフォームを採用。
さらにすべてのエンジンにISGと呼ばれるモーター機能付発電機と専用のリチウムイオン電池を組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを搭載。実走行に近いWLTCモード燃費で22.2km/Lを実現し、軽スーパーハイトワゴンで最も優れた燃費性能を発揮している。
モデル体系は当初、標準車のスペーシアとスペーシアカスタムの2種類だったが、2018年12月にスーパーハイトワゴンにSUVテイストを加えたスペーシアギアを追加し、3モデル体制となった。
2020年8月に一部改良を行い、運転支援システムをデュアルカメラブレーキサポートに変更。カスタムには全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールをはじめ機能を追加している。
現行型スペーシアの中古車で「おろしたて中古車」と言える2020年~2021年式、走行距離500km以下という条件で検索すると、なんと! 約3200台がヒットする。しかも2020年8月の一部改良後のクルマが約2600台もあるのだ。
流通している「おろしたて中古車」のグレードを見てみると、最も多いのが標準車のエントリーグレードであるスペーシアG。次いで多いのがカスタムXS、そして標準車の上級グレードであるスペーシアXがベスト3。
これに続くのがスペーシアギアXZとなっており、3モデルともにおろしたて中古車は流通している。
価格帯は約99万~約233万円となっており、流通台数そしてバリエーションの多いことが特長だ。
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