1980~1990年代のいわゆるネオクラシックの国産スポーツカーに続いて、2022年3月に生産終了となるS660の中古車が高騰、国産中古スポーツカーを取り巻く環境は厳しい状況となっている。
もはや国産スポーツカーは高騰しすぎて手が届かなくなっている状況だ。しかし、そんななかにあって、かろうじて若者にも手が届く国産スポーツコンパクトがまだまだあるのだ。
本企画では、予算100万円以下で手に入れられる、“安い、速い、楽しい”と三拍子揃った中古スポーツコンパクトを10台選んでみた。
文/萩原文博
写真/ベストカーweb編集部
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■2代目、3代目が狙える100万円以下のスイフトスポーツ
MT車を設定し、若者から元若者まで幅広い層に支持されているのがスイフトスポーツだ。スイフトスポーツの中古車はAT(CVT)より圧倒的にMT車が多いのが特徴で、スポーツ走行を望む多くのユーザーに支持されている。
予算100万円以下で狙えるスイフトスポーツは2005年に登場した2代目と2011年に登場した3代目だ。両モデルともに、1.6L直列4気筒エンジンを搭載しているが、3代目は、可変吸気システムをはじめ、吸気VVT制御の最適化、バルブリフト料の増加、冷却システムの改良などを行い、最高出力136psまで向上させている。さらに6速MTは2~5速をクロスレシオとすることで、加速性能を高めているのが特徴だ。
現在、3代目スイフトスポーツの中古車は100万円以下で購入できるのは186台で、50万円以下でも約12台流通している。
2代目モデルでは100万円以下は164台、そのうち50万円以下は約97台となっている。2代目を50万円以下で手に入れて、サーキット走行を楽しむということもできるし、100万円で3代目モデルを手に入れて、ドライブスキルを鍛えるという楽しみ方も可能。ユーザーの予算と使い方に合わせて可能性が広がるモデルだ。
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