空前絶後Z1 Z2 CBX…高騰絶版車ランキングと諦めきれない貴方に新車で買えるネオクラシックモデル

■絶版車には手がでなくてもネオクラシックがある! 一番人気はZ900RSだが…

Z1(左)と2018~2019年の初代Z900RS(右)。火の玉カラーがラインナップされていたのはこの期間しかなく、特に中古相場が高い。約140万円の新車価格に対して200万円の値を付ける店もある
Z1(左)と2018~2019年の初代Z900RS(右)。火の玉カラーがラインナップされていたのはこの期間しかなく、特に中古相場が高い。約140万円の新車価格に対して200万円の値を付ける店もある

 初代火の玉カラーのZ1やZ2に手が出なくても、今ならZ900RSがそのスタイルを再現して新車で発売されている。

 中身は最新型で価格は138万6000円、トラクションコントロールやアンチロックブレーキシステムも搭載しており、安全面でも1970年代のZとは比較にならないくらい優秀だ。

2021年9月1日に発売されたZ900RSは1975年のZ1Bが採用した通称玉虫カラーを再現。価格は138万6000円
2021年9月1日に発売されたZ900RSは1975年のZ1Bが採用した通称玉虫カラーを再現。価格は138万6000円
2021年11月12日に発売を予定していたZ900RS SEはコロナ禍の生産遅れで発売が2022年春頃に延期になった。欧州でしか発売されなかったZ1のイエローボールカラーが特徴。価格は160万6000円
2021年11月12日に発売を予定していたZ900RS SEはコロナ禍の生産遅れで発売が2022年春頃に延期になった。欧州でしか発売されなかったZ1のイエローボールカラーが特徴。価格は160万6000円
Z1よりも20kgほど軽量だったこともあり、ザッパーと呼ばれた元祖Z650は1976年に登場。空冷並列4気筒エンジンは652ccから64psを発生
Z1よりも20kgほど軽量だったこともあり、ザッパーと呼ばれた元祖Z650は1976年に登場。空冷並列4気筒エンジンは652ccから64psを発生
2021年9月27日に初公開されたZ650RS。2022年春頃に発売予定のZ650RS。Z900RSそっくりのスタイルで予想価格101万2000円という価格は魅力。並列2気筒エンジンなので、軽量コンパクトでリターンライダーにも優しい
2021年9月27日に初公開されたZ650RS。2022年春頃に発売予定のZ650RS。Z900RSそっくりのスタイルで予想価格101万2000円という価格は魅力。並列2気筒エンジンなので、軽量コンパクトでリターンライダーにも優しい

 また、2022年春頃には弟分であるZ650RSを発売することが、発表されている。排気量はZ900RSの948ccから649ccとなり、エンジン型式も並列4気筒から並列2気筒とスリムになるが、価格は101万2000円と予想されており、かなりお買い求めやすいZ1/Z2スタイルの入門版になりそうだ。

10月8~11月30日の予約期間限定で発売されるCB1100EXファイナルエディション。CB750フォアの現代版として支持されてきたがこれがラスト。価格は136万2900円
10月8~11月30日の予約期間限定で発売されるCB1100EXファイナルエディション。CB750フォアの現代版として支持されてきたがこれがラスト。価格は136万2900円
こちらはCB1100RSファイナルエディション。価格は140万3600円
こちらはCB1100RSファイナルエディション。価格は140万3600円

 そして、今このタイミングならばCB1100EX/RSファイナルエディションを買うラストチャンスを確実に掴むことができる。

 ホンダは10月8日、予約期間限定でCB1100RSファイナルエディションを10月28日に、CB1100EXファイナルエディションを11月25日に発売すると発表。なお、現行のCB1100シリーズは本モデルを持って国内販売向けの生産を終了する。

 美しい空冷エンジンのフィンにうっとりできるだけでなく故障の心配も皆無。さらに、新車で買える最後の空冷4気筒エンジンのモデルだけに、リセールバリューも期待できるだろう。

 CB1100EX/RSファイナルエディションの予約期間は2021年10月8日から2021年11月30日まで。ただし、想定を上回る予約が入った場合、予約期間終了前に予約受付を中断または終了する場合がある。

2022年に30周年を迎えるCB400スーパーフォアは、CBXカラーが92万4800円。バイクのメートル原器と言われるほどの乗りやすさで中古価格も高止まり。生産終了後は高騰間違いなしだ
2022年に30周年を迎えるCB400スーパーフォアは、CBXカラーが92万4800円。バイクのメートル原器と言われるほどの乗りやすさで中古価格も高止まり。生産終了後は高騰間違いなしだ

 さらにラストチャンスと言えば、CB400スーパーフォアも2022年限りという情報だ。先に紹介した400Fシリーズ直系のモデルにして、400cc並列4気筒の最後のモデルだけに完成度はピカイチ。丸目の端正なネイキッドスタイルはCBXカラーを身に纏い、ベーシックモデルにしてネオクラシックとしても通用する一台だ。

2021年に発売されたGB350は、ビッグシングルの鼓動がとても気持ちいいモデル。計画台数を超える受注のためにバックオーダー状態となっているが新車で55万円という価格は魅力
2021年に発売されたGB350は、ビッグシングルの鼓動がとても気持ちいいモデル。計画台数を超える受注のためにバックオーダー状態となっているが新車で55万円という価格は魅力

 もっとトラディショナルなスタイルが好みであれば、ホンダのGB350が今年新発売されたばかり。GB350と同様に空冷シングルエンジンを搭載するヤマハSR400の最終型には、早くも100万円以上の値がついており、GB350のお買い得感が際立っている状況だ。

 今は、中古車や絶版車を買おうと思うと高騰相場で、新車を買うにも納車待ちに年単位の時間がかかるケースもある。

 極端な例として、新車がラインナップされているZ900RSは、中古価格のほうが高いという逆転現象も実際に起きている。確実に言えるのは、待つことさえできれば、新車のほうが割安だということだ。

2021年に発売されたレブル1100も売れ行き好調。リッターバイクながらリターンライダーでも扱いやすい低シート高と独自のスタイルが人気となっている。110万円からの低価格も魅力
2021年に発売されたレブル1100も売れ行き好調。リッターバイクながらリターンライダーでも扱いやすい低シート高と独自のスタイルが人気となっている。110万円からの低価格も魅力

【画像ギャラリー】絶版バイクの魅力を再発見!! 1970~1980年代に売れた人気車の現在地

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