ネイキッド クロスロード Be-1 ラシーン…珍車はやっぱり高騰!? 意外に人気なし?

■日産ラシーン/中古車平均価格は82.7万円:緩やかな値上がり傾向で高値をキープ

無駄のないあっさりとしたデザインが特徴のラシーン。四輪独立懸架サスペンションと4WDの採用で雪道もスイスイ走れる
無駄のないあっさりとしたデザインが特徴のラシーン。四輪独立懸架サスペンションと4WDの採用で雪道もスイスイ走れる
<a rel=チェックのシート柄、独立式のメーターパネル、シンプルなインパネなど、タイムレスなデザインはいま見てもカッコいい" class="wp-image-330753" srcset="https://img.bestcarweb.jp/wp-content/uploads/2021/10/07160550/107beee5376c65c1ecb45dc3f43cfee4-600x450.jpg 600w, https://img.bestcarweb.jp/wp-content/uploads/2021/10/07160550/107beee5376c65c1ecb45dc3f43cfee4-300x225.jpg 300w, https://img.bestcarweb.jp/wp-content/uploads/2021/10/07160550/107beee5376c65c1ecb45dc3f43cfee4-768x576.jpg 768w, https://img.bestcarweb.jp/wp-content/uploads/2021/10/07160550/107beee5376c65c1ecb45dc3f43cfee4.jpg 1280w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" width="600px" height="450px"/>
チェックのシート柄、独立式のメーターパネル、シンプルなインパネなど、タイムレスなデザインはいま見てもカッコいい

ラシーンの中古車情報はこちら!

 続いては、1994年~2000年にかけて販売された日産ラシーン。ラシーンは、1990年に登場したサニーのコンポーネンツを流用したクロスオーバーSUVで、5ナンバーサイズの取り回しの良いボディ、直線基調のボディデザインによりボディの見切りが良く運転しやすいなどの理由で中古車となってから人気に火が付いたモデルだ。

 1997年に実施したマイナーチェンジの際に登場した1.8Lエンジンを搭載したftシリーズや2Lエンジンを搭載した丸目4灯式のヘッドライトを搭載したフォルザの4WD車にはアテーサと呼ばれる本格的なフルタイム4WDを採用しているが、1.5L車はいわゆる生活4WDと呼ばれるシステムで、あくまでも街乗りメインと考えたい。

 搭載しているエンジンは、最高出力105psを発生する1.5L直列4気筒自然吸気をはじめ、最高出力125psを発生する1.8L直列4気筒自然吸気。そして最高出力145psを発生する2L直列4気筒自然吸気エンジンの3種類。組み合わされるトランスミッションは4速ATを中心に1.5L車にのみ5速MTが用意されているグレードもあった。

 現在ラシーンの中古車は約150台流通していて、平均価格は約82.7万円。価格帯は約13万~約350万円と幅広くなっている。1台飛び抜けて高くなっているが、ほとんどは180万円以下で高価格車はドレスアップ済車の割合が高い。

 ラシーンの中古車の平均価格の推移を見てみると直近3カ月で約78万円から約2.7万円アップと緩やかな値上がり傾向。20年以上前のモデルであることを考えると、中古車相場はかなり高水準をキープしている。

■ホンダクロスロード/中古車平均価格は約85万円:一時的に高騰がストップし買いやすくなっている

二段バンパーを採用しタフさとシャープさを表現。アッパーバンパーはオーバーフェンダーと分離させ、ボディをホールドする形状でがっしりとした存在感を生み出している
二段バンパーを採用しタフさとシャープさを表現。アッパーバンパーはオーバーフェンダーと分離させ、ボディをホールドする形状でがっしりとした存在感を生み出している
コンセプトを「タフ・モダン・インテリア」とし、骨太で安心感を抱ける室内でありながら、洗練され、多人数が乗車した際も狭さを感じさせない空間に
コンセプトを「タフ・モダン・インテリア」とし、骨太で安心感を抱ける室内でありながら、洗練され、多人数が乗車した際も狭さを感じさせない空間に

クロスロードの中古車情報はこちら!

 直線的なデザインを採用したSUVの“珍車”としてもう1台、ホンダクロスロードをピックアップしたい。1993年から販売された初代クロスロードはランドローバーディスカバリーのOEM車だったが、現在中古車で人気を博しているのは2007年~2010年とわずか約3年半しか販売されなかった2代目クロスロードのほうだ。

 コンパクトミニバン、ストリームをベースとしたコンパクトSUVのストリームは、全長4285mm×全幅1755mm×全高1670mmというコンパクトなボディの中に7人乗り3列シートをレイアウトした優れたパッケージが特徴。

 搭載しているエンジンは最高出力150PSを発生する2L直列4気筒SOHC i-VTECと最高出力140psを発生する1.8L直列4気筒SOHC i-VTECの2種類。組み合わされるトランスミッションは5速ATで、駆動方式は2L車、1.8L車ともに2WD(FF)と4WDを選ぶことができる。

 驚くべきポイントはサスペンションシステムで、フロントはマクファーソンストラット式、リアはダブルウィッシュボーン式を採用することで、高い走行性能を発揮。また最低地上高は185mmを確保していた。

 サードシートはエマージェンシー用と割り切りたい広さだが、畳むと348Lのスペースが出現。セカンドシートを倒すとフラットで広大なラゲッジスペースが出現する。

 また、メーカーオプションのユーティリティパッケージが装着されていると、汚れにくい撥水シートと2列目のシートバックを固くしたハードボードにより、アウトドア用品も気軽に積載することができる。

 現在クロスロードの中古車は約230台流通していて、平均価格は約85万円。中古車の価格帯は約17万~約190万円となっている。140万円を超える中古車のほとんどはカスタム済車となっており、よりタフギア感を強調したスタイリングとなっている。

 クロスロードの中古車の平均価格の推移を見てみると3カ月前は約91万円だったが、現在は約85万円までダウン。一時の高騰がストップして、買いやすくなっている。

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