平均世帯年収552万円でも頑張ればこれが買える…大満足な中古ミニバン3選

SUVとミニバンのいいところどりのデリカD:5

デリカD:5のフロントスタイル
デリカD:5のフロントスタイル

 続いては、2007年に登場して以降、まる15年も販売されているロングセラーミニバンの三菱D:5を取り上げたい。

 デリカD:5は、「さまざまな走行環境下で、多くの乗員を安全に目的地まで運ぶ」という“デリカブランド”の特長を発展させ、「ミニバンの優しさ」と「SUV の力強さ」の融合をコンセプトに、高い悪路走破性を備えたミニバンだ。

 デビュー当初、搭載するエンジンは小型、軽量な2.4L直列4気筒MIVECエンジンのみだった。組み合わされるトランスミッションはエンジン回転数と変速比を常に最適な領域で制御し、低燃費と俊敏で滑らかな加速が得られるINVECS-Ⅲと呼ばれる CVT を採用している。

 駆動方式は、走行状況に応じて、前後輪へのトルク配分を適正にコントロールする電子制御4WDを全車に採用。インパネ中央にあるダイヤル式のドライブモードセレクター)により、3 つの走行モード(2WD、4WD オート、4WD ロック)の切り換えが可能だ。

 デリカD:5は長いモデルライフで数々の改良を行い進化している。2009年11月の一部改良では、4WD車のエンジンやCVTの制御を見直し、燃費性能を向上させています。また新デザインのハイコントラストメーター&カラー液晶マルチインフォメーションディスプレイを採用した。

 さらに翌月には2WD車のマイナーチェンジを実施。4WD車にも2WD車の外観を採用したほか、従来搭載されていた2.4L直4エンジンから2L直4エンジンに変更し、燃費性能を大幅に向上させている。2012年12月の一部改良では従来の2L、2.4Lガソリンエンジンに加えて、最高出力148ps、最大トルク360Nmを発生する2.2L直列4気筒ディーゼルターボエンジンを新たに追加した。

 組み合わされるミッションは6速ATで、シフトパターンなどの最適化が図られ、さらにフロント・リアともにショックアブソーバーの減衰力を最適化し、操縦安定性と乗り心地を高次元で両立させている。

 2019年2月にデリカD:5はビッグマイナーチェンジ実施。外観デザインは三菱のフロントデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」を採用。縦型のマルチヘッドライトなどにより、ひと目でデリカD:5とわかる個性的なデザインへと変更した。

 搭載するエンジンは大幅に改良が加えられた2.2L直4ディーゼルターボエンジンで、組み合わされるミッションは新開発の8速ATを採用している。また駆動方式は4WDのみとシンプルな構成となった。この時にデリカD:5は標準車に加えて、アーバンギアというエアロパーツを装着したグレードの2種類を設定した。

 そして安全装備は、予防安全技術「eアシスト」を採用。衝突被害軽減 ブレーキシステム[FCM]や車線逸脱警報システム[LDW]、レーダークルーズコントロールシステム[ACC]などの運転支援システムにより、ドライバーのをサポートそして負担を軽減させている。

 現在デリカD:5の中古車は約2,280台流通していて、そのうち200万円以下の予算では約960台が圏内となっている。100万円以下の中古車の多くなっているが、200万円以下では2017年式ぐらいまで狙える。

 2.2Lディーゼルターボ車も狙えるが、総じて走行距離は10万kmオーバー車が多い。一方の2.4Lガソリン車は走行距離がまだ10万km以下の中古車が多いのでこちらが狙い目。快適装備が充実したパワーパッケージを積極的に狙いたい。

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