【CHECK 2】5代目(2002~2008)100万円以下から選べて中古車らしい“うまみ”あり!
●5代目Zの基本解説
Z32型が2000年に生産終了となり、2年のブランク後、2002年に5代目となるZ33型フェアレディZが登場。プラットフォームを一新し、搭載するエンジンは3.5L・V6自然吸気のみだ。
2by2はなく、2シーターのみとなったが、2003年に電動開閉式ソフトトップを採用したロードスターを設定した。6年間に約25万台を販売したヒットモデルだ。
●中古車購入ポイントは?
新車販売台数が好調だった5代目Z。中古車の流通台数は約457台と歴代モデルで最も多く、価格帯は約26万〜412万円。オープンモデルのZロードスターも約62台流通していて、価格帯は約55万〜398万円となっている。
100万円以下で購入できる中古車が最も多いモデルだ。しかしコンディションは良し悪しがあるので、オイル漏れなどに注意したい。
●中古相場:約26万〜412万円/流通量:★★★★★
【CHECK 3】4代目(1989~2000)ターボはオーバーヒートが弱点で狙い目はNA車か?
●4代目Zの基本解説
Z伝統のロングノーズ&ショートデッキスタイルから決別したのが、1989年に登場したZ32型。キャビンフォワードのシルエット、60度の超スラントヘッドランプなど精悍さが進化したスタイリングが特徴。
3L・V6の自然吸気とターボエンジンを搭載し、2シーターと2by2を用意。マルチリンクサスやスーパーHICASなど当時の日産の最新技術が盛り込まれたスポーツカーだ。
●中古車購入ポイントは?
4代目Zの中古車は現在約93台流通していて、価格帯は約70万〜980万円と幅広くなっている。注意点は前期モデルは冷却系が厳しく、ターボ車はオーバーヒートしやすいところ。またTバールーフ車は経年による歪みもあるので、取り外しの際は要注意。
狙い目の中古車は自然吸気エンジンのMT車だ。
●中古相場:約70万〜980万円/流通量:★★★☆☆
【CHECK 4】3代目(1983~1989)流通量は少なくなっていて、平均価格はZ32より高い
●3代目Zの基本解説
1983年に登場した3代目モデルのZ31型から新開発のVG型V6エンジンを搭載。前期型はヘッドライト消灯時もレンズが見える「パラレルライジングヘッドランプ」を採用しているのが特徴。
●中古車購入ポイントは?
現在3代目Zの中古車は約17台と少なめ。価格帯は約118万〜498万円で、価格応談は7台もある。平均価格は約221万円とZ32型よりも高い。かつては後期型が人気だったが、現在は差がなく、前期型が7台、後期型が10台。3L車は少なく2Lターボ車が中心だ。
●中古相場:約118万〜498万円/流通量:★☆☆☆☆
【CHECK 5】2代目(1978~1983)中古車の流通数が少なく、高価格車はオリジナル仕様
●2代目Zの基本解説
S130型の2代目フェアレディZは1978年登場。ロングノーズ&ショートデッキのボディは拡大され、2シーター、2by2ともに初代モデルより室内空間に余裕が生まれた。1982年には、ターボエンジン搭載車を追加し大ヒットした。
●中古車購入ポイントは?
歴代モデルで最も販売期間が短かったこともあり、中古車の流通台数は約19台と少なめ。価格帯は約150万〜598万円で、平均価格は約347万円。価格応談は5台ほどある。初代モデルと比べると、チューニング車は少なめで、高価格帯のクルマはオリジナルコンディションのクルマが中心。
●中古相場:約150万〜598万円/流通量:★☆☆☆☆
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