【CHECK 6】初代(1969~1978)今や初代はクラシックカーで、中古車の半数は価格応談車
●初代Zの基本解説
S30型と呼ばれる初代モデルは1969年に登場。アメリカではZ(ジィー)カーとして大ヒットした。当初は2シーターのみだったが、1974年には4人乗りの2by2を導入。また、1971年には北米で販売していた240Zシリーズを追加した。
●中古車購入ポイントは?
現在、初代Zの中古車の流通台数は約46台でわりと豊富。価格帯は約398万〜1848万円で、平均価格は約932万円と高騰。価格応談は23台もあり、そのなかにはハコスカGT-Rなどと同じS20型エンジンを搭載したZ432やZ432Rもある。
レストアを含めたカスタムカーが非常に多く、第2世代スカイラインGT-R用のRB26エンジンを搭載した中古車も販売されている。
●中古相場:約398万〜1848万円/流通量:★★☆☆☆
【番外コラム】まだ高騰中!? 絶版スポーツの中古価格に動きあり?
中古車のグローバル化が進んでいて、日本から良質な中古車が世界各地へ輸出されている。そのなかでも度々取り上げられるのが、25年ルールのある北米への輸出だ。北米では25年を経過したクルマはクラシックカーとなり排ガス検査などがなくなる。
その結果、R32型スカイラインGT-Rをはじめとした80年〜90年代の国産スポーツカーが大量に海外へ流出し、これらの中古車相場が日本で高騰したのだ。
高騰したスポーツカーの中古車相場は高止まりしている。中古車の流通台数が増える可能性はほぼゼロなので、今後も値落ちする可能性はないと考えるのが妥当だ。
【画像ギャラリー】歴代フェアレディZの価格・流通量・デザインをギャラリーでチェック!(15枚)画像ギャラリー
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